大野台地の夏景色〔2315〕2009/08/17
2009年8月17日(月)夏空
今日は晴れまくった高知県地方。気温もかなり上がりました。が、よさこいも済んだ高知は、朝晩は結構涼しい風が吹くようになりました。夜の気温が違うてきましたね。高知の夏は、よさこいでピークを迎えるのでありました。
ここは田野町。高知県東部の田野町。このエリア、安田町、田野町、奈半利町は、藩政期から木材の搬出港として、また、高知の城下と大阪を結ぶ交易の中継港としてこぢゃんと栄えました。教育水準も高く、この地で学んだ若者から、幕末に活躍した中岡慎太郎さんとか清岡道之助さんとかが輩出しちょります。
その田野町西部の北にある山へ上って行くと、意外に広々としたところへ出ます。大野台地。この台地の上のなだらかな傾斜に、田んぼや畑が広がっちょります。今は、まだ緑色した稲が、緑の絨毯を敷いた階段のように美しゅうございます。その向こうには真っ青な太平洋。空は夏空。
この大野の山の上には、素晴らしい酪農さんもいらっしゃいます。何度かご紹介しましたよね。大野台地は、なだらかな棚田での稲作、酪農、ジャガイモ、そして、オクラづくりが盛んです。今の季節はオクラの収穫の真っ盛り。
今日は、この田んぼや畑に、朝から農作業に出て来ちゅう方が多かったです。暑い中、ホントにご苦労様です。しかし、こんな所でできるお米も、お芋も、オクラも、美味しいでしょうね。いや、ビッシリ食べたことがありますが、美味しいです、まっこと。そして牛乳も。こんな風光明媚、眺望絶佳、空気抜群の場所で飼われる牛から搾られる牛乳がおいしゅうない訳がありませんな。
台地の上はご覧のようにほとんど日陰もありません。が、少し下ると木陰が。この山を南に下ると、幽玄な森に囲まれちゅう田野の八幡様が鎮座しちょります。その森では、もう、ツクツクボウシが合唱を始めちょりました。よさこいも終わると、高知はツクツクボウシの季節になります。