朝倉用水の現役水車〔2287〕2009/07/20
2009年7月20日(日)晴れのち曇りのち雨
てな訳で、今日は早朝、鏡川を走りに行っちょりました。朝の早い時間帯はお日様も顔をのぞかせよりましたが、だんだんと雲がでてきて、お昼前には本格的な雨になってしまいました。そう言えばまだ梅雨は明けちょらんかったがですね。
鏡川を遡上し、久々に旧鏡村の温泉RIOまで走ろうと思いよったがですが、米田橋を過ぎたところでハタと気が付きました。RIOは、祝日の月曜日は基本的にお休み。今日やりゆうがかどうか知りませんが、今までギッチリ失敗しちょりますきに、さすがに学習しました。
走って行って温泉につかる、という目的があるのに、着いてみたらお休み、というがはちくとコタいます。
今日は途中でその事を思い出したので、朝倉堰の手前から朝倉用水脇を走って朝倉神社方面へ。で、怪我の功名というかなんというか、素晴らしい風景を発見したのでありました。
この、朝倉堰から朝倉地区へと引かれちゅう用水に、水車が設置されちょって、今でも現役で使われゆう、という話を、2005年4月24日とかにご紹介しました。今朝、その水車も、田へ水を引き入れるがに稼働しよったので、横で農作業をしゆうおばあちゃんに、「田の横から写真撮らいてもろうてかあせんか?」と尋ねましたところ、「こっからもうちっとシモへいったクにもっとエイがが並んじゅうき、そっちを写いたらエイワヨ、そこにはウチンクノガもあるし。」とのお返事。
「今でも水車が現役で活躍しゆうががすごいですね」と言いますと、「そりゃあおまさん、ここは高知大学よりも6mも高うなっちゅうきに、水車がないと田に水が引けんろがね。」とのお返事。妙に納得してしまいました。
今日は、数えてみると5台の水車が稼働しちょりました。この水路壁面の桶で受けて、道路の下を通って田んぼの方へ。
四万十市の安並の水車とか、色々観光用の水車はあります。が、あれは完全に観光用。ここ朝倉用水の水車は、現役で活躍しゆうがです。実用に使われゆうという機能的な美しさが、圧倒的な迫力を醸しだしちょります。ホンモノの美しさ。感動します。