大山祗神社に帰ってきたカニ〔2246〕2009/06/09
2009年6月9日(火)曇っちょります
ここはいつもの潮江天満宮境内社、大山祗神社の手水。ここにはこの季節から夏にかけて、カニが大量にやって来るがですが、こないだうちから1匹も居らんなっちょって、心配しよりました。ですけんど、数日前から再び見え始め、今朝はこんな感じ。ここ、多いときには2007年8月22日のにっこりみたいにウジャウジャになるがですが、今朝はこんな感じ。モンてきてホッとしました。
以前から何度か書きよりますが、小山の上にあるこの手水には毎年必ずカニがやって来ます。
幼生から子ガニになって、ここへ上がってくるがも居るがでしょう。ちんまいちんまいカニから大きいやつまで、色々と居りますな。
で、ここで脱皮するカニも多いようですね。抜け殻がよう水の中に見えます。この右手のカニは、その抜け殻を食べゆう真っ最中でした。
こないだも書きましたが、これがアカテガニとしたら、7月か8月の大潮の日に海岸で放卵するみたいです。この山を根城にするカニは、どこへ行って放卵するがでしょうカニ。このしゅっと横の鏡川は、この界隈は汽水域。海水もあがってくるがですけんど、基本的には川水の方が多いでしょう。カニの幼生は、海でプランクトン生活をするということらしいですきに、ここぢゃあ無うてもっと海の方へ下ってから放卵するがでしょうカニ。そうとすれば、こっからどうやって海の方へ移動するがかも気になるところ。川を泳いでいくがかカニ歩きで歩いて行くがか、はたまた他の交通手段があるがか、気になりますな。
他に考えられるがは、この界隈で放卵して、卵が海へと流れていき、そこで孵化、プランクトンになって成長して、子カニになってモンて来る、という仕組み。そうやとしたら、ここで生まれたことが刷り込まれちょって、その記憶を頼りにここまでモンて来る、という理解もできるのであります。
いや、想像ばっかりで書きよっても仕方ないので、専門家に訊いてみんといかんですな、一度。