行川神社のムクの巨木〔2188〕2009/04/12
2009年4月12日(日)快晴!
今日も暑い日曜日。高知県内は、県外ナンバーの車がこぢゃんと増えました。
さて、こないだうちから、風景の変化についてご紹介しよりますきに、今日は、長い長い年月、変わらん風景をご紹介しましょう。ニッポンの風景で、長い年月変わらん代表的なものは神社やないでしょうかね。特に、その森。
この写真のニョキニョキっとした巨木は、行川神社のムクの木。今朝は、鏡川を河口から遡上、大河内橋から西へ行川まで駆け上りました。行川は「なめがわ」と読みます。高知の皆さんは、濁らんづくとに「なめかわ」と呼びますけんど、「なめがわ」が正しいみたいです。
どうしてかと言うと、行川ではあちこちに「なめがわ」と書いちゃあるきです。これは知られちゃあせんですね。正蓮寺の向こうにある久重小学校を、高知のヒトは「くじゅう」と読みますが、本当は「きゅうじゅう」であるがと似いちょります。
しかしまあ、ホントにエイところです、行川。古いお宮さんもあり、これぞニッポンの風景、てな感じ。その中心集落にある古いお宮さんがこの行川神社で、ムクの巨木と杉の巨木が素晴らしいです。この横の畑をやりゆうおばあちゃんに、このムクの木のことを訊いてみましたら、「あたしが子供の時分からこれっぱあ大きかったきねえ。杉も昔から大きかったぞね。」と、にこやかに元気に答えて下さいました。つまり、樹齢はようわからんと。この風景は、何十年もこのままなのでありました。素晴らしいですな。
今朝は、この行川から山を越えて針原に抜け、旧鏡村役場のある川口へ下りてきて温泉につかりました。以前にもお話しましたが、昔の集落とそれを結ぶ幹線道路は、山の高いところにありますね。自分の足でたつくると、なんでそんなになっちゅうがかがだんだんとわかってきます。