潮江天満宮、春の紅葉〔2183〕2009/04/07
2009年4月7日(火)こぢゃんと晴れ!
今日は暑いですな。20℃も超え、初夏の雰囲気の漂う暑い高知市内。ここは昨日と同じ潮江天満宮。正面中央が手水舎で、左端に楼門の屋根の端っこが見えちょります。この鳥居は、得月楼主、松岡寅八さんが寄進したという立派なもの。あの、陽暉楼のモデル、得月楼は、西日本一と謳われましたですきに、そのご主人は地元でもたまるか言うばあ実力者。飛ぶ取り落とす勢いやった訳ですね。
有名な松岡寅八翁には、初代と2代目がいらっしゃいます。元々、明治の始め頃、芝居が自由化されていって芝居小屋が増え、有名どころの興業とかが盛んになった時期に、そのお客さん目当てにお弁当をつくって販売したがが大当たり、儲けたがが始まりやそうですね。
お弁当は自分で作って持って行くがが当たり前やった時代に、発想の転換で、常識破りの弁当屋を開業したがが成功のきっかけ。で、その儲けを元手に料亭を始め、大成功への道を驀進したのであります。
この鳥居の松岡寅八さん、初代なのか2代目なのか時代的に微妙なところ。初代は昭和7年まで、2代目は昭和13年まで生きちょりますので、大正3年につくられたこの鳥居はどちらのご寄進か微妙なのです。こないだ、現在のご当主の松岡さんに訊いてみましたが、正確にはわかりませんとのことでした。
さて、今朝撮影したかったがは、その手水舎の向こうの紅葉。朝日が差し込み始める時間帯、紅葉した樹木のてっぺんに朝日があたり、光り輝いて神々しゅうございました。
今、葉っぱが赤く染まるがはクスノキでしょうか。詳しゅうないので恐縮ですが、この時期、赤く色づくクスノキは美しいですね。クスノキは常緑樹ですきに、秋に紅葉して葉っぱを落とす訳ぢゃあ無うて、春、4月に紅葉、新緑の緑と赤が混じって複雑に美しいのでありました。