ひねもすのたりの鏡川〔2090〕2009/01/04
2009年1月4日(日)今日もやわらかな日差しが心地良いお天気
なかなかエイお正月やったですね。この天気、季候はこぢゃんとお正月らしゅうございました。
ここは鏡川、雑喉場橋と九反田橋の間の北岸。美しいアーチ橋は水道が通っちゅう橋。ひまわり太郎が高校生の時分にできまして、学校から、この美しいアーチができていきゆうがを眺めよりました。出来上がったらヒトが渡る橋やのうてビックリしたことを覚えちょります。
水道橋の南詰と雑喉場橋の間の道路沿いに真っ赤なお稲荷さんが鎮座されちょります。稲荷大明神さんですね。
京の伏見稲荷から勧請してきたらしゅうて、なかなかの威厳が漂います。高知の誇る民話学者、市原麟一郎さんによりますれば、お稲荷さんの「稲荷」は、伏見稲荷の神像の絵姿が、稲穂の束をかついだ白髪の翁であることから、稲を荷のうて稲荷、ということらしいです。五穀豊穣はもちろん、このようなご時世には商売繁盛の願いも聞き届けてくれるこぢゃんと有り難い神様です。同じく市原先生の本に書いちゃありましたが、今、全国で11万社以上の神社がございまして。そのうちお稲荷さんは、なんとなんと4万社。三分の一以上ということで、ニッポン人がお稲荷さんを大好きということが良う判ります。そう言えば、この東の、鏡川大橋のもうちょっと東には大きなお稲荷さんが鎮座されちょります。ここは神官さんも常駐されちょって、なかなか立派なお稲荷さん。この対岸、土居町のお稲荷さんは、それよりはちくとコンマイですけんど、藩政期がらここに鎮座して高知の皆さんの五穀豊穣、商売繁盛を見守り続けてくれゆうのであります。