上岡八幡宮の弘化年間の狛犬さん〔2085〕2008/12/30
2008年12月30日(火)快晴!
今年も残すところ今日と明日。もう、皆さんお正月の準備に忙しいがでしょうね。牛乳屋さんは明日までお仕事です。
年の瀬になりまして、各地の神社、お宮さんは、注連飾りなどのお正月準備を整えちょります。お正月の初詣は、夏祭りと並ぶ大きな収・、ぢゃなかった氏子さんたちの願いを大いに受け止める大切な位置付け。どこの神社も、キレイに掃除されて、あとは正月が来るのを待つばかり。
ここは上岡八幡宮。南国工場の氏神様。物部川の対岸、ちょっと川下に鎮座されちょります。昨日、潮江天満宮の親子狛犬をご紹介しましたですきに、今日はここ上岡の八幡さまの狛犬をご紹介しましょう。
この八幡さまの参道には、3対の狛犬さんが鎮座されちょります。ここ、鳥居の手前に2対と、拝殿のしゅっと前に1対。一番手前のこの狛犬さんは、台座の年号が消えかかっちょりますけんど、じっくり見てみるとどうやら弘化年間につくられたもの。弘化と言えば天保の後ですき、1840年代。写真左端に見えるちょっとコマイての狛犬は、万延元年と刻まれちょりますきに1860年。潮江天満宮の一番古い狛犬さんは1861年から1863年の文久年間やと思いますき、ここの2対の狛犬さんは、潮江天満宮の全部の狛犬さんよりも年上という訳です。ちなみに拝殿前の狛犬さんは大正生まれでした。
写真の狛犬は大きく口を開けちゅうので「阿」。阿形といいますな。阿が、物事の始まりを意味し、吽が物事の終わりを意味する、などという話しを聞いたことがあります。阿吽の呼吸、という言葉もよく使いますね。
あのオウム真理教の「オウム」は、この「阿吽」のことらしいです。ネットで引いてみたら書いちゃありました。失礼なことです。
さて、明日はいよいよ大晦日。張り切ってジャンジャンバリバリ~!