柚子湯の想い出〔2076〕2008/12/21
2008年12月21日(月)冬至ですけんどぬくかったです
今日は冬至。一年で一番夜が長い日。ですけんど、ぬくかったですね。ひとっちゃあ冷ようありませんでした。
一番夜が長い日ですけんど、日の出が一番遅いという訳ぢゃあございません。今日の高知の日の出は7:06で、年が明けて1月の4日から12日までの日の出は7:11。夜明けが一番遅いがは、お正月明けてからながですな。
さて、冬至と言えば柚子。ニッポン人は、冬至にカボチャを食べたり柚子のお風呂に入ったりする風習があります。高知は柚子の名産地。柚子と言えば高知ですきに、今晩はやっぱし柚子のお風呂でしょう。
今日は、こうやって柚子をお風呂に浮かべ、手でもってちくとニギニギするとお風呂場全体に柚子の香りが充満し、お湯も柚子の香りがすごいことになっちょります。風呂からあがると、こぢゃんと身体がぬくもって、幸せな気分になりました。
で、今までで経験した一番豪華な柚子湯のことを、今、突然思い出しました。まだ独身の頃ですき、20年近く前でしょうか。白馬方面へ、会社の有志とスキーへ行くことになりました。当時は、毎年連れこってスキーへ行きよったですね。その年は白馬ということで、仕事が終わった後、車で土佐山田の、一緒に行くメンバーの家へ。そこで手作りのウツボのタタキやらなにやらご馳走になり、早速日本酒をこぢゃんと飲っちょいて、お風呂に入りました。その家の方は、大豊で柚子をどっしこ作りゆう方でして、柚子の玉はもちろん、一升瓶に柚子の果汁、所謂「柚の酢」が家に常備しちょりました。ひまわり太郎がお風呂に入りよりますと、酔うた勢いもありまして、一升瓶の柚の酢をドバドバドバドバっとお風呂に入れてくれました。ものすごい柚子の香り。
身体に柚子の香りを染みこませ、大坂行きの最終の飛行機になんとか間に合うて、飛行機の中でも日本酒を痛飲して、大阪から白馬への夜行スキーバスに乗り込んだのでありました。
あの日の柚子のお風呂の印象は強烈で、今でもよく覚えちょります。
今日は、普通のノーマルな柚子湯を楽しみましたが、これでもホント、あったまりますな。