月の瀬橋から見た歴史の舞台〔2029〕2008/11/04
2008年11月4日(火)晴れ!
今日はちくと暑うなっちょります。昨日より5℃高い高知市内。ですけんど、朝晩は結構冷えますね。
ここは今朝の月の瀬橋南詰め。北東方面を撮影してみました。向こうに見えるは柳原橋で、そのトット向こうにトップワン四国が見えよります。こうやって撮影してみますと、この川の名前が鏡川やという意味がよく解ります。このもうちょっと上流までが汽水域ですきに、流れは穏やかでこのように鏡のような川面となっちゅう訳です。
この川、坂本龍馬さんが泳いだ川。
写真の、左端から5つめくらいの、屋根が茶色で黒いホテル名看板が乗った白いビル、あれは「ホテル南水」様というがですが、あそこの場所が龍馬さんの生まれ育った家。ですきに、おとめ姉さんにこぢゃんと鍛われた水練の場所は、丁度この界隈の川やったと思われます。この辺り、川の北岸は築屋敷(つきやしき)という地区で、龍馬の通うた日根野道場もありました。ここ、月の瀬橋から北へまっすぐ行ったしゅっとのクに大里屋という饅頭屋があり、そこの秀才息子が饅頭屋長次郎、つまり海援隊士の中でも抜けて切れ者と言われた近藤長次郎さん。教育熱心な長次郎のおじさんが、長次郎の教育のために安政大地震で被災した河田小龍さんをわざわざ住まわせたがも、この築屋敷。
で、ビッシリこのにっこりでも書きよりますけんど、地震で被災して近所に仮寓した河田小龍さんに、ジョン万次郎さんから小龍さんが聞いた世界の話を聞きに行ったがが、江戸剣術修行から帰ったばかりの龍馬青年。
安政大地震がなかったら、長次郎のおじさんが小龍さんを住まわせんかったら、明治維新はこぢゃんと違う様相になっちょったかも知れんのであります。そんな重要な歴史の舞台が、この写真に写っちゅうエリアということです。