伊達政宗さんと仙台の朝日〔2008〕2008/10/14
2008年10月14日(火)仙台は晴れたり曇ったり
で、今朝は仙台。昨日の夜の新幹線で東京からやって来ました。早朝から起き出して、仙台お約束の青葉城界隈から東北大学工学部方面の、いわゆる青葉山をたつくりまわって来ました。この山、伊達藩のお城のある山ということで藩政期は一般の者は入ることができず、植林とかもされんかった為、大自然そのままの樹林が残るこぢゃんと貴重な森が残っちゅうそうです。まこと、なかなか鬱蒼としてものすごうございます。
ここは伊達政宗さんが関ヶ原の後で築城した仙台城の本丸のあった界隈。自然林と広瀬川の断崖に囲まれた天然の要害ですね。
ここに、独眼竜伊達政宗公のご覧の騎馬像がございます。仙台へ来るたんびにご紹介しゆうような気がしますな。仙台の街を睥睨する、それはそれは立派な騎馬像。ですけんど、この像も、戦後に再建されたもの。高知城の山内一豊さんの像なんぞは近年再建ですが、さすがにこの像はかなり古いですね。戦争で兵器を作る材料が足らんなり、金属供出ということで、全国の立派なブロンズ像は取り壊され、ここの伊達政宗騎馬像も例外ぢゃあなかったがです。例外がありました。それは、高知の桂浜に、「高知県青年」の呼びかけ、民衆の募金によって作られた「スエズ以東最大の銅像」と言われた大きな銅像。言わずと知れた坂本龍馬さんの銅像ですね。昭和3年に完成した坂本龍馬さんの大きな銅像が壊されんかったがは、彼が日本海軍設立の大功労者やったきでしょうか。龍馬ならあんな馬鹿げた戦争は引き起こさんかったでしょうけんどね、絶対。
この場所にあった仙台城は、明治維新でオオカタ取り払われ、残っちょった大手門とかも昭和20年の仙台空襲で焼けてしもうたそうです。今は、伊達政宗公が馬に乗って静かに見下ろすばかりなり、です。
仙台の朝日は、海の方角から上がってきます。ですきに、この朝日の方が太平洋。美しい仙台の街の向こうからの日の出です。