高知城の石の樋〔199〕2003/11/01
2003年11月1日(土)快晴
今朝もよく晴れました。高知城の「あんまり知られちゃあせんオブジェ」シリーズ第2弾は、「石の樋」。
写真の石垣の上に顔をのぞかせちゅう建物は、ご存知高知城の天守閣。追手門から入って広場を抜け、杉の段へ上がる石段の途中から見上げた構図です。
陰になって見えにくいですが、右上方の石垣の途中から、飛び込み台の様に張り出した石のオブジェがございます。これが「石の樋」。雨ドイですね。
高知は雨がこぢゃんち降る土地柄です。この高知城も、大雨対策を考えて築城されました。雨水をどうやって排水するのが一番速やかか、という問題を考えたあげく、排水路を掘って、その水を石の樋を使って下の排水路に落とし、さらにその下へ落としていくという方法を採用したそうです。
城内に16カ所、この石の樋が設けられちょったそうですね。暗渠から出て来た水は、石垣に当たらんようにこの石の樋から吹き出すように排出され、地面を保護するために作られちょった敷石の上に落ちていきます。
この石の樋、雨が激烈に降る高知ならではの施設だそうで、他の地域のお城には見あたらんそうでございます。
昔の人の知恵ですね。
さあ、段々と天守閣に近づいてきました。明日はいよいよこのにっこりひまわり連続200日達成の予定です。
う~ん、楽しみ♪。