お馬さんのお家はひまわり牛乳を取って下さりよりました〔1957〕2008/08/24
2008年8月24日(日)よう晴れちょります
また、夏に戻った高知。強い日差しがギラギラの、暑い一日となっちょります。今日は、夕方、時間をつくって五台山へたつくりに行っちょりました。いつものように車道を駆け上って山頂を抜け、牧野植物園に入場しました。年間パスを持っちょりますきに自由に入れます。で、よさこい節に歌われた純信が勤務しよった南坊の横を通り、いわゆる「お馬路」とされる路を下っていきます。が、しかし。
今までひまわり太郎が「お馬路」と思いよった、長江へまっすく下っていく道は、実はお馬さんが通うて来よったルートとは全然違うことが、やっと判りました。
途中に、純信さんとお馬さんが逢い引きをしよったという「お馬岩」があるがですけんど、どこをどうたつくっても、それらしい岩に行き当たらんがです。
で、今日は長江までいつもの道路を下って、道端にいざりこんじゅうおじいちゃんに訊いてみました。まずはお馬さんの家を訊いてみますと、「こっから4軒目の家よよ」と丁寧に教えて下さいました。それではということで「お馬岩」の場所を訊いてみましたところ、お馬さんの家の向こう側から登っていくがやけんど、入り込んじょって判りにくいぜよ」とのことでした。つまり、お馬路は、植物園からまっすぐ下ってくる道やのうて、もうちょっと北の、尾根筋の道らしいことが判りました。今日はお馬さんの家の跡を撮影するがで我慢して、今度、本当のお馬路とお馬岩を楽しんでみることにしました。
しかしまあ、このお馬さんの家も判りづらいです。それもそのはず。普通の民家の敷地の中にありまして、お勝手の門扉が開いちょったので今日は見えましたが、これが閉まっちょったらわからんですな。「お馬生家の井戸」と刻まれた碑が、門扉からのぞき込むと見えます。サブタイトルが「お馬化粧の井戸」。まあ、とにかく美人やったことは間違いございません。
嬉しかったがは、このお家の玄関脇に、ひまわり牛乳の受け箱が置かれちょったこと。ひまわりの製品を宅配で取ってくれゆうがですね。ありがとうございます。もちろん、お馬さんの家、鋳掛け屋さんとは全然関係無い方が住んでいらっしゃるみたいですが、こうやってキチンと歴史的な場所であるという事実を守ってくださりよります。ひまわり牛乳を飲みながら。