物部川、アユ釣り、野市町〔1921〕2008/07/19
2008年7月19日(土)晴れ!
今日もお暑うございます。連日33℃とか34℃とかですけんど、以前はこれほどの気温がずうっと続いたりはせんかったですよね。温暖化恐るべし。ニッポン列島煮えよります。まあ、乳業メーカーは暑い方がエイですけんどね。
この写真のアングル、今までビッシリギッチリ何度もご紹介してきました。ひまわり乳業南国工場の東側の物部川。工場横の土手の上から朝日の昇る方向を撮影したもの。見るからに暑そうな物部川の朝。
まだ6時くらいだもんで、静かなたたずまいですけんど、このところ、ここから戸板島にかけての物部川には結構たくさんの太公望さんがいらっしゃいます。もちろんアユ釣り。
これもギッチリご紹介しちょりますが、物部川は、数年前の上流域の山の崩落によってダムに土砂がこぢゃんと堆積し、ちょびっとの大雨でしゅっと濁ってしもうて、その濁りがなかなか消えん川になってしまいました。また、水量が不足して、アユが遡上せんといかん時期に瀬切れが発生して遡上できんなったりと、とにかく劇的に環境が悪化しました。ですけんど、地元の漁協さんたちの努力で、何もなければ、アユ釣りが楽しめるまでになっちょります。と、申しましても、こぢゃんとデリケートで、雨が降らんづくとに水量が減ってもイカンですし、ちくと雨が降って濁ってしもうたら、もうダメ、てなことで、様々な好条件に恵まれて始めて普通のアユ釣りが楽しめるのであります。今がその好条件重なりまくりらしいです。
こないだも、ずらり並んだ釣り人さんたちが、ホントに嬉しそうに楽しみよりました。願わくば、この状態がちっとでも長うに続いて欲しいところです。
川向こうは野市町。藩政期初期の名執政、野中兼山さんが、物部川に堰をつくって灌漑用水をひき、豊かな農地に生まれ変わったのが野市。まさしく、野原やった所が、市が立つほど豊かになり、栄えたので「野市」。物部川の恵みによって育まれてきた街です。