旧鏡村、樽の滝への地図看板〔1802〕2008/03/22
2008年3月22日(土)今日もぬくいですな
今日も晴れ、今日も20℃を超え、夏のような日差しは容赦なく照りつけて参ります。高知市内は初夏になりました。が、しかし、桜の開花は東京に負けましたですね。高知ではまだ桜開花宣言はありません。東京の方が夜とかはぬくいですきね。
それでも、高知には独特の強い日差しがあります。日焼けすることを高知のヒトはコゲルと言いますが、その表現がぴったりくるような高知の日差し。そんな日差しの中、今日は午前中に時間をこさえて旧鏡村をたつくりに行っちょりました。いっつもとはちくと趣向を変えて、まずはバスに乗って旧鏡村役場まで行きます。で、そこからおもむろに走り始め、樽の滝まで行っちょりました。
片道7.1km、往復で14.2kmですけんど、ちくと思うちょった以上の急勾配で結構こたいましたですな。樽の滝は、その瀑布の高さが65mと、どうやら四国一かも知れん、という迫力の滝。雨が降って大水が出ると、大樽を揺るがすような音がするので樽の滝になったそうです。途中、滝の1.5kmくらい手前に穴川という集落がありまして、そこから旧樽の滝荘までの勾配がこれまたなかなか。心臓バクバクで苦し心地良かったです。日差しも強いので、汗は噴き出し脱水症状要注意状態ですね。
昨年まで老夫婦が経営されよった樽の滝荘は、今でもちゃんと建っちょります。ひまわり太郎もよく存じ上げちゅう方が買い取られ、もうちょっとしよったら定住されるかも知れません。その樽の滝荘から風情のある山道を7分歩くと、樽の滝の滝壺に到達。写真も撮ったがですが、あまりに滝が大きゅうて、その迫力を伝える写真をよう撮りませんでした。しかしまあ、マイナスイオンが溢れかえる、こぢゃんと心地良い空間でした。
この写真の場所は、県道から穴川の集落へ上がっていく村道。途中に、ご覧のように観光案内看板みたいな地図が掲げられちょりました。穴川から樽の滝界隈にかけての、見所やらお宮さんやらを記してくれちゅうキレイな地図。地図の中に番号がどっしこ振っちゃありましたので、こんなに見所があるがや、と思うて、地図の右手にあるその番号の説明を見てみたら、ぜんぶ、ヒトの氏名でした。しくとびっくり。いやいや、つまり、ここから先の穴川地区から樽の滝にかけての、すべての住居の、そこに住みゆうヒトの名前を書いちゅう地図なのでありました。
なかなか人間関係の濃ゆそうな雰囲気がこぢゃんと溢れよりますね。新参者としてここに入っていくひまわり太郎の知人は、その濃ゆさに慣れるがが一番の仕事やったりするかも知れません。いや、昔の日本は、どっこもこんな感じやったがやと思います。地域で、希薄なプライバシーの中で助け合いながら生活をしていくことが大切やったがです。
この看板に、知人の氏名が書き込まれる日がくるのでありましょうか。楽しみにしよりたいと思います。