太平洋、浦戸湾〔1766〕2008/02/15
2008年2月15日(金)よう晴れちょります
それにしても今朝は冷やかったですね。高知市内も氷点下やったみたいで、たぶんこの冬一番の冷え込み。会社の駐車場に停めちゅう車のガラスはカチバリツイちょりました。
今日の午前中、県庁で、「おいしい風土こうち大賞」というがの審査会がありました。高知の農林水産物の発展、消費拡大などに取り組む生産者やグループなどを表彰する制度で、昨年から始まりました。昨年の大賞は、土佐清水市の窪津漁協の取り組みでした。定置網とかで有名な窪津は、修学旅行生をたくさん受け入れて漁家民泊をやってみたり、直営食堂をつくったり、とにかく知恵を絞った様々な取り組みをされよります。たいしたもんですね。
で、今年は2回目の審査となった訳ですが、ひまわり太郎、昨年も今年もどういう訳か審査員をつとめさせて頂きよります。
で、今年の大賞、まだ私の口からは発表できんがですけんど、審査員満場一致で、このにっこりでも以前ご紹介したことのある方に決定しました。ここもなかなか素晴らしい取り組みで、発表できるようになったらまたご紹介しますね。
さてさて、午前中の審査会を終えたひまわり太郎、今、東京へ向かう飛行機の中でこのにっこりを書きよります。冬の空は真っ青で、窓から見える太平洋は、それはそれは美しゅうございます。写真は、上昇中の飛行機から撮影した景色。中央に陸地が見えよりますけんど、あの辺りが浦戸湾の入り口。池みたいに見えゆう部分が浦戸湾。右端に高知市の街が写っちょります。実は、上空から見ると、浦戸湾を挟んだ東西の連山、東は大平山の連山で西は鷲尾山とかの連山ですが、それが微妙に南北にズレちゅうがが判ります。こぢゃんと微妙ですけんど。これは、浦戸湾を中心にして地層がズレゆうことの証明になるがですが、この現象に最初に気付いたがが寺田寅彦先生。土佐の生んだ偉大な物理学者にして随筆家、寺田先生は、飛行機の上から見た訳ぢゃあないのに、地上から地形を見て気付きました。すごいもんです。科学者の目というのは、普通のなんでもない事象、景色からものすごいことを見つけ出すがです。