雪の兼六園、独り占め〔1767〕2008/02/16
2008年2月16日(土)金沢は雪です
そんな訳で今朝は金沢。石川県の金沢。昨日の午後、東京へ飛行機で飛んで仕事を済ませたあと、夜の新幹線「MAXとき」に乗って越後湯沢へ、そこで「特急はくたか」に乗り換えて金沢までやって来ました。金曜の最終便というせいでしょうか、通路にも乗客が溢れる超満員電車でした。金沢に着いたがは日付が変わって午前0時20分くらいでした。途中大雪でちくと遅れたがですね。
金沢駅に降りると、冷たい風が吹く雪のお天気。ホテルまで歩く道中が冷やかったです。
で、迎えた金沢の雪の朝。駅近くのホテルから、近江市場を抜け、金沢城址を横に見ながら兼六園界隈をたつくりまわってきました。雪の中を走るがが、こぢゃんと新鮮で心地良かったです。メガネに水滴が凍ってカチバリつき、メガネの上に雪が積もりました。兼六園は、冬期は8時に開園と書いちょりましたので、入園をあきらめて周囲の雪景色の中を走りよりましたら、入り口の一つが何やら開いちゅう模様。7時半くらいのこと。で、そこのおんちゃんに聞いてみたらもう入れるとのことでした。たまるか言うばあラッキーでしたね。生まれて初めて兼六園に入り、誰もいない、新雪の積もった園内を静かに静かにのったりまったりたつくることができました。まさに雪の兼六園独り占め。
ここは、その入り口のおんちゃんに教えてもろうた、よくポスターとかの写真で見るビューポイント。表面が少し凍った池、石造りの橋、趣きのある燈籠。そして一面の雪。
ここは、日中とかに来ると観光客がひっきりなしに団体さんで訪れる場所で、このように一人で静かに撮影する、などということがなかなか難しい場所。ですけんど、今朝はこのように独り占め。
兼六園は、加賀百万石のお殿様、前田の殿様のお庭ですね。金沢城は、もともと加賀の一向一揆の本拠地があったところで、それを1580年に佐久間盛政さんが攻め落とし、1583年に賤ヶ岳の戦いで戦功をあげた前田利家さんが入城してきました。その後、ずうっと前田の殿様のお城。兼六園がキチンと整備されはじめたがは5代藩主前田綱紀さんの頃と言いますき、だいぶ後からですな。
この兼六園、金沢城界隈には博物館やら美術館やらがどっしこあって、ホントに素敵な地域となっちょります。しゅっとそばには近江市場があって、日本海の海産物がおいしそうにおいしそうに並べられちょりました。
高知とは別世界の、雪の金沢からお届けしました。