針祭、針供養、縫いぬくいもの〔1759〕2008/02/08
2008年2月8日(金)よう晴れちょります
今日はこれまた雲ひとつ無い良いお天気。放射冷却ですかね、結構冷やかったです。ひょっとしたら珍しい氷点下かも知れません。そんな体感。
さて、今朝、いつものように潮江天満宮へ行っちょりましたら、拝殿前にご覧のモノが。横っちょにキチンと説明を書いた紙が置かれちょりました。それによりますと・・
今日は潮江天満宮の「針祭」。通称「針供養」。意義は、「人間の生活の根本となるのは衣・食・住であり、衣類を縫うのには針の力を必要とする。依ってこの針の恵に恩を致し、大切にしてゆくのが自然の情である。
そこで折れた針、使用しなくなった針を粗末にしないで一所に貯え置き、二月八日に針供養と称し、この日一日は裁縫の仕事を休み、折れた針を集めて淡島社に納めたと伝えられている。現今、各神社或いは一所に斎場を設けてこの神事・行事を行っている」と書いちゃありまして、針を豆腐に刺す事由として、「神前に弁備した豆腐に針を刺すのは、裁縫守護の神恩に感謝して行うもので、豆腐に刺すことは、平素固いものや縫いぬくいものを縫っている針の労苦をねぎらう意味かとも言われている。」とも書かれちゃあります。成る程。皆さん、衣類を縫ってらっしゃいますか?
今日一日、裁縫はお休みして、とのことでございますが、昔、自分クで衣類を縫いよった時分は、お母さん、毎日針仕事をしよったがですね。いつから生活の中で針仕事を見んようになってきたでしょうか。せいぜいボタンを縫いつけるくらいが日常ですもんね。たんまに破れたものの繕いをするくらい。
ところでこの豆腐、なかなか根性のありそうな立派な木綿豆腐です。かなりどっしこの針に刺されても大丈夫。今朝、6時の時点ではまだ1本も刺されちゃあしませんでした。どれっぱあお納めされるでしょうかね。
この、針祭を説明する文書、これは高知のヒトが書いたがでしょうな。「縫いぬくいものを縫っている」。「縫いぬくい」ですきに。