中山高陽先生誕生地〔175〕2003/10/08
2003年10月8日(水)曇り
高知街偉人シリーズが続きます。今朝は、高知市堺町にあります「中山高陽先生誕生地」。
堺町は、江戸時代初期、大阪の堺から呉服商がやって来て店を開いたことに由来する町です。その後たくさんの呉服商が軒を並べ、ここの商人たちは藩から特権的な扱いを受けました。
中山高陽は、この堺町の豪商「阿波屋」の次男として、1717年に生まれました。幼少の頃から学問や書画にすぐれた才能を発揮し、土佐藩内でその名を高めて行きます。1758年、江戸へ登り、多くの著名な文人墨客と交わります。江戸でも詩、書、画で活躍し、江戸の庶民をして詩の井上金峨、書の沢田東江、画の中山高陽を並べて「三絶」と言わしめた、人気画家となりました。
高知市内のあちこちにこのような顕彰碑が建てられちょりますが、気にしてないと通り過ぎてしまいます。時々、土佐の人名事典でも持ってじっくりと散策してみると面白そうです。こんどやってみます。