筆山トンネル、火星〔1716〕2007/12/27
2007年12月27日(木)晴れ!
今日は良いお天気の朝でした。このままお正月までいってもらいたいところですけんどね。
ここは、筆山トンネルの東。潮江小学校の西側の道路を南へ行った、近年出来たばっかしの筆山トンネルから東進してくる道路との交差点から筆山トンネル方面を撮影してみました。筆山トンネルを向こうへ抜けると土佐道路。ここから東へ進んで、右へ行けば100円トンネルを抜けて競馬情報面へ、左へ行けば桟橋通りを横切って鏡川大橋から高知インター方面へとつながる交通の要衝になりました。
数年前から突然そんなになってしまいました。以前は、住宅と畑の混在する静かな地区やったがですけんど、あっと言う間に様変わり。びっくりしますね、まこと。
夜明け前の暗い時間なので判りづらいですけんど、筆山から高見山へと連なる稜線が黒うに見えよります。でですね、写真の丁度真ん中あたり、稜線のしゅっと上に火星が写っちょります。ちくと見えにくいですね。
今の季節、東の空の金星がこぢゃんと目立ちますけんど、西空の火星もなかなか見事です。今、火星はこぢゃんと接近しちょりまして、そのオレンジ色の姿が妖しくも美しいですな。
こないだうちのにっこりで、ソ連の金星探査のお話をしましたですきに、今日は火星探査のお話。一番最初に火星探査機を飛ばしたがは、やぱしソ連。1962年のマルス2号。ですけんど、途中で通信が途絶えて失敗。火星は、2年に1回くらいのペースで地球に近づくので、その際にしか探査機を飛ばせませんきに、大接近の際には米ソの打上観測合戦が繰り広げられました。条件の良かった1971年、まず、5月19日と21日にソ連が打上に成功します。マルス2号と3号。しかし、5月30日にアメリカのマリナー9号が打ち上げられて追撃します。速度はマリナー9号の方が速く、途中で追い抜いたのでありました。で、まず、初めて火星の周回軌道を廻ることに成功したのはマリナー9号。マリナー9号には着陸機がないので、マルスは、火星への軟着陸一番乗りを目指したのであります。2号は失敗ですけんど3号は成功。が、しかし、20秒後にシグナルは途絶え、表面の画像を地球へ送ってくることはありませんでした。科学的データはこぢゃんと有意義なものが多かったそうですけんど、キレイな画像を送ってきたマリナーの陰に隠れてしもうたそうです。金星にも火星にも、最初に激突させたのも最初に軟着陸させたがもソ連というお話は、めっそ知られちゃあせんですね。