介良、若宮八幡宮、高天ヶ原〔1711〕2007/12/22
2007年12月22日(土)ちくと降りよります
今日は小雨模様の高知市内。師走土曜日の高知市内。昨日まで忘年会の嵐が吹き荒れよりましたが、今晩は小休止。胃腸をゆっくり休めましょう。
ひまわり乳業は、本社が高知市内の中心部に、メイン工場の南国工場が、南国市の東端にあります。車で約30分くらい離れちょりまして、国道55号線、通称南国バイパスを通って往き来します。いっつもいっつも往き来する道ですが、ここ、介良の若宮八幡宮さんにはお参りしたことがなかったので、今日は立ち寄って参りました。
古墳群のある高天ヶ原山につづく丘陵を東に降りた所にあります。ご覧のようにとてもシンプルな姿で、この界隈の介良野村の産土神として昔から尊崇されてきたようです。まだ木の香りも漂う、新しい社殿がつくられたばっかしですね。
高天ヶ原山と、介良富士のある丘陵部との間に、平野がありますが、往古の昔、ここが物部川の河口部やったという話があります。そう、南国工場の東を流れゆう物部川は、大昔、ここが河口やったらしいのであります。想像つかんですけんど。
山にどっしこ古墳があったりすることからわかるように、この界隈は昔からヒトが住み着いて農耕をしよった、古代では栄えた場所みたいです。介良荘という荘園も、古くにできちょります。「伊豆走湯山密厳院領介良荘」ということですき、源家の関係でしょうね。伊豆の走湯山と言えば、今年6月7日のにっこりは、走湯山、走り湯源泉からお届けしちょります。頼朝さんとこぢゃんと縁の深い伊豆走湯山。頼朝さんの弟、源希義さんが、平治の乱の父義朝に連座して、この介良の地に流されてきた話は、このにっこりでもびっしりしちょります。介良は、源家のにおいがとても強い地区なのであります。その近くに鎮座する若宮八幡宮。応神天皇を祀る八幡宮ですが、八幡さまと言えば、源家の氏神様。頼朝、義経は、東北平定に活躍した八幡太郎義家さんの子孫ですきね。この地の八幡様も、歴史は古そうです。