孕隧道、月見臺、宇津野山〔1705〕2007/12/16
2007年12月16日(日)晴れちょります
今日は高知。汗ばむ陽気の高知。ですが、昨日、東京から帰ってきて飛行機から降りたときは冷やかったです。4℃とのこと。昨日は東京の方がぬくうございました。
さて、ここは孕。正確には、孕から浦戸湾に付き出しちゅう半島の先っぽ。何度かご紹介した風情のあるトンネルですね。東から西向いて撮影してみました。このトンネルの向こうの、堤防の外側に、戦前の水上飛行機の飛行場跡があります。この左手が、小高い山のようになって、海に突き出しちょります。左端には廃墟の建物。その右、トタン板の上から、大きな標柱が顔を出しちょります。
よく見てみると「月見臺」と刻まれちゅうようです。昔、ここは月見臺と呼ばれ、景観抜群のリゾートやったみたいですね。今は、無粋な堤防に周囲を囲まれて、堤防を乗り越えんとその眺望を見ることはできません。潮が引いちゅう時は、この突き出ちゅう小山の外側を、歩いて廻ることができます。昔、トンネルが無いときは、干潮時に磯を廻って通りよったがでしょうかね。
このにっこりや、お客様の声・広場の登場してくるタベシマさんと、こないだ飲みよりまして、すごい話を聞きました。彼は、昔、山岳の選手で、山をたつくりまわるプロやったがですが、ある日突然思い立ってこのトンネルの所から山を登り、宇津野山、鷲尾山、烏帽子山などを縦走、なんと仁淀川まで行ったことがあるそうです。何を考えちゅうがかよう判りませんが、とにかくすごいことを思いつくもんですな。ちなみに、この上には道はありません。道のない山を薮こぎして行ったという訳ですきに、何を考えちゅうがか、想像がつかんですな。たいしたもんです。道が無い所は、さすがにキツイですけんど、宇津野峠から東に道が延びちょりましたですきに、いっぺん、こちらのどの辺へ降りてくるがか歩いてみたいと思いよります。