佐賀市、乙文殊宮さん〔1703〕2007/12/14
2007年12月14日(金)佐賀は雲っちょるばい
今朝は佐賀。九州の佐賀。昨日の夕方、高知から福岡へ飛行機で飛び、レンタカーでやって来ました。生乳関連の会合がありまして、はるばるやって来たのであります。こんな機会でもないと行くこと無いですよね、佐賀県。
佐賀で一番先に連想するのは、何というたち鍋島武士の「葉隠」でしょうか。隆慶一郎さんの小説で、見事に描かれちゅう鍋島武士は、かなり印象的です。あと、佐賀で連想するのは化け猫、がばいばあちゃん、そして吉野ヶ里遺跡でしょうかね。
昨夜の会合と宿泊は、佐賀市の北の方にある川上郷温泉。なんちゃあない所ですが、お風呂は心地良かったです。その温泉宿を早朝出発し、走りに出ました。宿のしゅっと横に鳥居があり、山の方へと参道が登って行っちょります。真っ暗い山道で、良う見えませんが、「乙文殊」と書いた説明看板がありました。何でも、文殊菩薩をお祀りしちゅうという珍しいお宮さんで、入学試験とかの合格祈願で人気があるがやそうです。この「乙」という字は、すぐれた知恵を意味するとか。なかなか霊験ありそうですな。地元では「もいっさん」と呼ばれゆうと書いちょりました。
登り始めてしゅっとの左手に「下宮」がありました。大きな筆塚とかもあります。そこから急な山道、まだ真っ暗い山道を550m登ると「上宮(奥の院)」があると書いちょりましたので、ひまわり太郎、もちろん駆け上ることにしてみました。暗いのでどきどきしますが、何やら神聖な雰囲気。で、足下を見ながら駆け上りよって、ふと見上げると、目の前に突然巨岩が現れました。思わず「うわー!」と声を上げてしまいました。ホントにビックリしたのであります。写真がその巨岩。少し白く輝く、丸みを帯びた巨岩。直径5m以上はありますね。岩の左下にひまわり太郎が写っちょりますき、その大きさが判ると思います。ここからふうふう言いもって駆け上がった所に鎮座されちゅう上宮の背後にも、「たもと石」という名の、この岩より更に大きい大きい巨岩がありました。元々、その岩の上に文殊菩薩さまを安置して祭ったがが乙文殊宮さんの始まりやそうです。
どうやらこの界隈、巨岩がゴロゴロしちゅうがで有名な地域らしいですね。こりゃあ神様もどっしこ居りそうです。さすが、吉野ヶ里の佐賀。なかなか神々しい所ですね。