京成幕張駅前の昆陽神社さん〔1611〕2007/09/13
2007年9月13日(木)千葉は晴れたり曇ったり
そんな訳で今朝は千葉県。幕張の海岸近くに泊まっちょりましたので、まずは千葉マリンスタジアムへ。この球場、本当に海のしゅっとそばにあるがですね。海岸に球場があると言うても過言ぢゃありません。まさにマリンスタジアム。そこから海岸を東進すると、花見川の河口へ。で、花見川沿いに川縁を北上してみました。川沿いは公園みたいになっちょりまして、早朝からどっしこ歩きよりました。花見川を遡上して、少し西進するとJR幕張駅。そのしゅっと南西に京成の幕張駅がありました。京成幕張駅前には、かなり広いスペースがあり、真新しい神社の建物が2棟建っちょります。向かって左は秋葉神社で、右手は昆陽神社というお宮さんでした。
写真は、その昆陽神社。向こう側を総武線の電車が走りゆうががわかりますでしょうか。
昆陽神社は、かの明治時代に活躍した青木昆陽さんを祀る神社。藩政期中期、魚屋の息子やった昆陽さんは学問で身を立てます。で、あの大岡越前さんに抜擢されて幕臣となったそうです。青木昆陽さんと言えばサツマイモ。飢饉に甘藷が強いことに目をつけて色んな場所で栽培を手がけ、ここ幕張で成功したがやそうです。「蕃藷考」という本は有名ですな。お陰で、全国で何万人というヒトを飢饉から救うことになりました。偉いヒトです。
青木昆陽没後、天明の大飢饉の折、甘藷栽培が盛んになっちょったここ馬加(まくわり)村、つまり幕張では一人の餓死者も出さんかったそうで、1846年になって、秋葉神社境内に昆陽先生は祀られたがやそうです。
ところで、こないだうちからのにっこりで、高知市桟橋の港6社についてお話し、色んな方々からの情報で土電桟橋車庫は神戸製鋼高知工場跡地ということが判明しました。そしてそして、残る東京製鐵高知工場はどこにあったか、という謎についても、情報を頂戴しました。孕の、宇津野トンネルの手前を左折して行くと現港4社のひとつ太平洋セメント土佐工場があるのでありますが、東京製鐵さんはその先の右手に有ったとのことです。知らんかった謎が解けていくのはうれしいですね。これもにっこり読者の皆様のお陰でございます。ありがとうございます。