相撲界を引っ張る人物像〔1612〕2007/09/14
2007年9月14日(金)曇ったり晴れたり降ったり
昨日、飛行機で高知へモンて来たら、高知空港がえらい静かながにビックリしました。聞いてみると、あの、高知大阪に就航しちゅうボンバルディア機が、緊急点検で全部運休しちょったがやそうです。こないだ久々に乗ったボンバルちゃんですが、やっぱしやめちょきますね。どう考えても欠陥機でしょう、ありゃあ。
さて、大相撲では、朝青龍さんの問題がオオゴトになっちょりますね。高知の明徳義塾卒業の朝青龍くん、その師匠の高砂親方は室戸出身の朝潮さんで、高知ゆかりの皆さんのお騒がせはいかがなものか、ですな。
以前、何度かご紹介しましたが、筆山の麓、龍馬スタジアムの前には「友綱貞太郎碑」という大きな大きな碑が建っちょります。明治時代の相撲取りで、高知出身初の関取となった海山太郎さんが、引退後親方友綱貞太郎となったのであります。前頭筆頭が最高位ながですけんど、横綱太刀山などなどたくさんの名関取を育てて部屋を大きくしました。板垣退助さんの政治力をバックに、国技館建設など、相撲界発展に寄与した功績にはすごいもんがあるそうです。
同郷、高知出身の2代目海山太郎さんも友綱貞太郎さんの弟子。彼は引退後独立して二所ノ関部屋を創設し、高知出身の大横綱玉錦を育てましたですね。
今の相撲界の状況を見るにつけ、友綱さんのような、全体を見回しつつ毅然とした態度で相撲界発展に尽くす、という指導者の存在が欲しいところですな。相撲所土佐は、かつては相撲界を引っ張り、繁栄に導く指導者に恵まれちょったのであります。この碑の周囲には、全国各地の寄付を下さった皆さんの名前が刻まれちょります。本当のヒトの大きさというものは、こんなところでわかるがでしょう。