新堀川、シオマネキ、美しい風景〔1603〕2007/09/05
2007年9月5日(水)今日も暑そう
今日も高知は暑うなりそう。猛暑日になるかも知れません。嬉しいことですね。
ここは今朝の新堀川。江ノ口川から堀川に向かって掘られた新堀川は、堀川が縦堀というのに対応して横堀とも呼ばれよります。藩政期、この向こうに貯木場がつくられ、この新堀は物資の運搬に活用されました。写真右手の石段は藩政期の頃からのもので、ここで荷揚げとかをやりよったその遺跡。重要な物です。正面はるかにトップワン四国とかるぽーとが見え、右手に新堀小学校が見えよります。
新堀川のこの地点にはシオマネキが生息しちょります。が、近々ここに大きな道路ができ、この新堀川はフタをされてしまう運命にあり、シオマネキも住めんなってしまいます。こないだうち、県は、このシオマネキを捕獲してどっかへ持って行ってしまいました。道路にフタをするので、シオマネキを守ってどっかで育てます、というポーズらしいのでありますが、ここの住民団体からは猛烈な反対運動が巻き起こっちょりますね。シオマネキを別の場所へ人間の手で移して、成功した例はないきやそうです。つまり、ポーズのためだけのシオマネキ虐待行為は止めて欲しい、という趣旨です。
ここの道路計画も数十年前に策定され、北からの道ができあがってきたので、もう、止めれんというのが行政側の見解。今更住民が求めていない道路を作って貴重な自然を破壊するのは止めて欲しい、というのが地元の皆さんの見解。
今のところ工事を止める気配もないので、この歴史ある光景も見納めが近いがかも知れません。同じような事を皆さん考えるがでしょうね。写真右端に写っちょりますように、今朝も、一人の女性の方がこの風景を写真に納めておられました。