電車通り、本町、帯屋町、追手筋、日曜市〔1496〕2007/05/21
2007年5月21日(月)今日も快晴!
素晴らしいお天気の月曜日。毎日心地良いお天気が続く高知市内です。
ここは電車通り。大橋通の電停の所から東向いて撮影してみました。高知市内中心部、大きなビルが並ぶビジネス街ですな。
今、追手筋で毎日曜日に開かれて、観光客にも大人気のお奨めスポット「日曜市」は、明治9年から明治37年頃まで、この通り、当時の「本町」の通りで開催されよったそうです。太陽暦が導入されて、曜日が日本に定着し始めたので、それまでの日切市に代えて、毎週日曜日に開催するようになったがです。
ですきに、「日曜市」ということで言えばその歴史は約130年。が、藩政期始めから、お城下では色んな場所で毎月何日と何日というふうに決めて市が立ちよりました。朝倉町や蓮池町、新市町が中心ですきに、城下町の東部が商業の中心やったことがようわかります。この本町は、郭中で武士の居住するエリアですきに、ここに市を開くがは無理やったでしょう。明治の世になって、新しい街づくりが始まり、文明開化で太陽暦も導入されて、ここ本町で「日曜市」が始まったのでありました。その頃の写真が残っちゅうので見てみますと、両側の家の軒下にムシロを敷いて、色んな物売りがお見せを構えちょります。まだ日覆いはないみたいですね。
さて、明治37年、この本町の通りに路面電車が開通します。そこで、移転を余儀なくされた日曜市は、少し北の東西の通り「帯屋町」で開催されることになりました。昭和の初期の頃には日曜市だけぢゃのうて市内あちこちで色んな曜日の市が立つようになって賑やかになったみたいですね。が、しかし、戦争に突入して帯屋町の日曜市だけになってしまいました。戦後、もう一度北へ移り、現在の追手筋での日曜市となった訳です。
4月7日から6月3日まで、県立美術館で「日曜市-台所から観光名所へ」展というがをやりよります。その展示を見ると、こんな詳細がわかるようになっちょりますき、お近くの方はのぞいてみてくださいね。