究極のリサイクル「バス停」〔1467〕2007/04/22
2007年4月22日(日)降ったりやんだり
今日の高知は降ったりやんだりのお天気。そんな中、用事がございまして、中村(現四万十市)まで行っちょりました。高知から土佐道路を通り、荒倉トンネルを抜けて国道56号線を西進します。春野町弘岡を過ぎると仁淀川を渡る大きな橋が。その橋を土佐市側に下りたところが「中島」という地区ですね。中島郵便局というのも国道沿いにあります。その「中島」に、高知県交通(高知のヒトは県交-けんこうと呼びますな)の中島のバス停がありました。で、車でそのバス停横を通過しよりましたら、Jr.1号が、リサイクルバス停発見!と叫びます。
どうやら、高知市の、高知駅の北東にあった「中比島」のバス停をリサイクル使用しちゅうにかあらん、ということ。行きがけはそのまま通り過ぎてしもうたので、帰りしなに寄ってみました、そのバス停。
写真が、帰りしなに寄った、その問題のバス停。向こうに仁淀川の堤防が見えよります。良くご覧下さい。確かにこりゃあなかなかの発見でした。県交バスと書いた下に、このバス停名の「中島」とありますが、目を凝らして見てみると、中と島の間に「比」という文字を消した痕がはっきりくっきり残っちょります。どっから見てもソッから見ても、まぎれもなくこのバス停は「中比島」やったがを、「比」の字を消してリサイクル利用しちゅうがでしょう。究極のリサイクルですな、こりゃあ。
中比島というのは、高知駅の東の交差点を北へ行った、比島の手前のバス停。この界隈、高知の皆さんはご存知のように、ビックリするくらい町並みが変わりました。JRの高架工事、駅周辺再開発に合わせて、南北の大きな道路が開通し、高知駅の東から、踏切を渡ってくねくねと比島へ行く道路は無いなってしまいました。ひまわり太郎が子供の頃は、この小さな片側一車線の道路がまさしく高松方面へ行く幹線道路やったがですけんど。その、今は無い道路に、「中比島」のバス停がありました。ひまわり太郎は覚えちょりませんが、Jr.1号が明確に覚えちょりました。で、その道路が無くなり、そのちびっと東に、近年、大きな南北の道路が開通したがに合わせて、そっちの道路沿いに「中比島」バス停が移動したようです。
新しい道路には新しいバス停がつくられたことでしょう。で、ひまわり太郎が推理するところでは、古い「中比島」で使われよった停留所は、一旦は廃棄される運命やったがかも知れません。が、誰か、こぢゃんと酢の効いたヒトが突然言い出したかも知れません。「こりゃあ、真ん中の比を消いたら、高岡の手前の中島のバス停に使えりゃあせんかよ。あの中島の停留所は古うてざっとしちゅうきに、これを持って行ったらボッチリよよ。」
そんな光景が想像できませんですろうか?
素晴らしいリサイクルを発見した日曜日でした。