室戸岬、夫婦岩、同行二人〔1468〕2007/04/23
2007年4月23日(月)曇りのち晴れ
今日は、室戸へ仕事で行っちょりました。四国東南端の室戸岬が太平洋に突き出る町、室戸市。こないだうち、春の甲子園で高知県立室戸高校が活躍したがは記憶に新しいところ。
室戸から、岬の東側をどんどんと北上していきますと、今度は昨日の統一地方選挙で話題になっちょった東洋町があります。昨日は大変やったみたいですね。
さて、ここは、室戸岬から北へ、佐喜浜との間の国道沿い。堤防から、室戸岬の方面を撮影してみました。見える奇岩は「夫婦岩」。全国各地に星の数ほどある「夫婦岩」ですが、ここのはなかなか変わっちゅうでしょ?これも、太平洋の荒波の為せる技、ということですな。
この国道、四国八十八ヶ所のお遍路さんがどっしこ歩きよります。徳島県の第二十三番札所薬王寺から、室戸の第二十四番札所最御崎寺(ほつみさきじ)へ行く途中になります。この、23と24の間は何と80kmもありますので、歩く皆さんの表情にも気合いが入っちょりますね。
大体は国道を歩くががルートになっちゅうがですけんど、所々、このように堤防とかの脇が歩けるようになっちょります。「同行二人」の手書き表示が嬉しいですな。これは、こちらが遍路道、という意味。
お遍路さんがかぶっちゅう傘とかには、必ず「同行二人」と書いちゃあります。「どうぎょうににん」と読みます。これは、お四国を巡るお遍路さんには、弘法大師空海さんが、いつもいっしょに居てくれる、ということで、いつも自分と弘法大師の二人道中である、とうことを表しちょります。ツロウて、挫けそうになっちゅうときにも、側に弘法大師さんが居ると思えば勇気と元気が湧き出て来る、ということでしょうか。
何気ない、堤防に直書きされたこんな表示が、お遍路さんと地域の結びつきを示してくれますね。