鏡川河畔に咲く「一初」〔1466〕2007/04/21
2007年4月21日(土)晴れちょります
ここは今朝の鏡川。天神大橋と潮江橋の間の北岸です。遠くに、赤い欄干の天神大橋が見えよります。
ひまわりの本社真南の鏡川河畔。ここには、大きな柳の木が植えられちょりまして、川には葦が。この葦は、昨年刈り取られ、今、1mくらいに再び育ってきちょります。河畔の緑地には、一面の白詰草が白い花を咲かせちょります。
そして、この一角にはご覧の様に紫色が鮮やかな花が植えられちょりました。花菖蒲と思いますよね。で、写真に撮ってきて、調べてみましたら、花菖蒲とかカキツバタとかの品種はなかなかヤヤコシイことがわかりました。
まずですね、「菖蒲(しょうぶ)」は、ベージュ色の棒のような花。あの、紫の花を咲かせるのは「花菖蒲」。この辺は基本知識。でですね、「菖蒲」と書いてアヤメと読むこともありますが、アヤメは「文目」で、花菖蒲に似いちょりますが、花びらの元近くに筋目模様が入っちゅうのが特徴。「杜若(カキツバタ)」は、花びらのまん中に白いまっすぐな筋があります。「いずれ文目かカキツバタ」は、区別できんことを言いますきに、まあ。よう似いちょりますらあ。
そして、「一初(いちはつ)」。アヤメに似いちょりますけんど、花びらの元のところに白い羽毛みたいなのがあるがが特徴。
そんな訳で、この、鏡川河畔に咲き始めたこの花。一初「いちはつ」ということが判明したのであります。う~ん、なかなかややこしい。
ちなみに、本日ご紹介した植物のなかで、「菖蒲」は里芋科ショウブ属で、その他は文目科アヤメ属。端午の節句に入るお風呂「菖蒲湯」に使うがは、もちろん「菖蒲」。似いちゅうきと言うて花菖蒲とかで代用したらいかんですよ。「科」からして違う植物ですきに。