アルファベット表示の使い方〔1350〕2006/12/26
2006年12月26日(火)雨がしとしと
静かな雨の降る高知市内。夜明け直前の、電車通りに面したビルに掲げられた気温計には11℃と表示されちょりました。暖かい朝です。
昨日、市内の何カ所かの交差点に取り付けられたアルファベットの謎についてお話しました。で、今日は、それがどんな風に利用されゆうかをご紹介しましょう。写真をご覧下さい。つまりですね、車でやって来た観光客さんは、この様な道路標示板を目にすることになる訳です。土佐山方面へ行くには、次のN交差点を左折すれば良い、ということ。
確かに見知らぬ土地を運転しよって道路標示を見た時に、小さい路地とかもあるので、どこの交差点を曲がったら良いのか迷うことがありますもんね。これならはっきりしちょります。
ちなみに「N」は、電車通りの、中の橋通りとの交差点。中の橋やき「N」ながでしょう。はりまや橋やき「H」。大橋通りは「どおり」の「D」かな?。高知駅前の「S」はStationながでしょうね。なるほど。
ところで何で中の橋通りというかと申しますれば、この道を北へ進んで、江ノ口川を渡る橋が中の橋やきです。昔、鏡川には山内家の政策で天神橋しか架かっちょりませんでしたが、江ノ口川には数本の橋が架けられちょりました。高知城の真北に高坂橋、そこから東へ、上ノ橋、中ノ橋、廿代橋、山田橋と並びます。下ノ橋というがもあったがでしょうね。上があって中があるがですきに。
城下町の南、鏡川に橋が一つしか架けられんかったのは、長宗我部残党対策やったがでしょうか。残党が北から攻めてきたら、お城から天神橋を渡って南へ逃げ、橋を落とす、てな戦略かも知れません。天神橋の南には菩提寺の真如寺や山内家の墓所があり、逃げ込める山「筆山」もあります。