九反田橋から見上げた月〔1342〕2006/12/18
2006年12月18日(月)晴れちょります!
ニッポン列島西高東低で、ちっくとだけ冷やかった高知の朝。それでも3℃はありましたきに、普段の冬よりはヌクめ。丁度一年前、2005年12月18日のにっこりをご覧になってみてください。一面の雪景色になっちゅう高知市内でした。大雪で大変やったことを思い出しました。
さて、ここは鏡川、九反田橋からの景色。月齢27くらいで、明後日には新月を迎えるお月様が夜明け前の空にキレイです。
お月様で思い出すのは1969年のアポロ11号月面着陸ですが、宇宙関連企業ひまわり乳業としましては、少し宇宙開発と月に関するウンチクを述べてみましょう。
人類が初めて月に人工物を到達させたがは、1959年9月のこと。1957年10月に、スプートニクで初めて人工衛星を打ち上げたソ連が、それから2年も経たないうちにルナ2号を月面に激突させたのでありました。そして、翌10月にはルナ3号が月の裏側の写真撮影に成功。この時の逸話として、この、裏側の撮影に使用されたフィルムは、実はアメリカのものやった、というのがございます。当時アメリカは、ヨーロッパから気球にカメラを載せてソ連方面へ飛ばし、空撮でスパイ活動を行いよったがです。その中で、ソ連領に落下してしもうたものをソ連が回収、調べてみると、そのカメラのフィルムがなかなか優れもので、月の裏撮影にもってこい、てなことになり、流用したがやそうですね。現場はなかなかやるもんです。
さて、随分遅れをとったアメリカも、1964年にレンジャー6号でやっとこさ月面激突成功。が、ソ連は1966年1月、ルナ9号を月面に軟着陸させることに成功させます。アメリカは同年6月、サーベイヤー1号を月面軟着陸。ここから熾烈な競争を繰り広げまして、1969年7月20日、アポロ11号に乗ったアームストロング船長が月面への人類第一歩を踏み出したのでありました。そこでソ連は方向転換し、宇宙滞在研究の方面に開発の軸足を置くようになったがはご承知の通りですね。
ちなみに、ソ連のロケットはすべて、ひまわり太郎が今年見に行ったバイコヌール基地より打ち上げられちょります。