九四国道フェリーから佐田岬を望む〔1310〕2006/11/16
2006年11月16日(木)九州も晴れちょるばい
今日は九州。生乳関連の会議がございまして、福岡までやって来ました。普段は高知から飛行機でヒトットビながですが、今日は何と車でやって来ましたばい。明日、中国地方の色んなお店を見ながら帰ることにしましたので、そんな場合は車がノウがエイがです。
写真は国道197号線。意味、わかります?
今朝、高知の本社を出発して、須崎から国道197号線に入ります。須崎は高知の数十キロ西にある海辺の町で、197号線はここから四国山脈をどんどんと登り、愛媛へ抜ける国道。
旧東津野村から梼原町を通り、愛媛県の鬼北町へ。昔はこの道、茶畑の間のくねくね道やったですが、今はかなり整備されて快調に走れます。大洲から八幡浜を通り、四国の西に細長~く突き出た佐田岬半島へ。その先っぽ近くに三崎漁港があります。高知から3時間半。この三崎と、大分県の佐賀関を結ぶフェリーが「九四国道フェリー」で、この船も国道197号線という訳ですな。佐賀関から197号線は大分市内まで延びちょります。国道は海を渡るのであります。ご存知でした?
そんな訳で、三崎を出航した「ニュー豊予」というフェリーで景色を楽しむひまわり太郎でございます。向こうに見えゆうのが、佐田岬の先っぽ。白い灯台が見えますでしょうか。
今日は風が結構エラかったので、海も白波が立って荒れ模様。そんな中、小さな漁船がどっしこ出ちょりました。サバでしょうかね。
このフェリーが着く佐賀関は「関アジ」「関サバ」でこぢゃんと有名。マサバですが、ここのやつだけは高級ブランドになっちょりまして、東京とかでもかなり高価に取引されゆうみたいです。この、いわゆる「ブランド化」をやるにあたって、鮮度管理とか様々なシステムを工夫して、かなり苦労されたとか。なかなかウマイです。
ところで魚は、水揚げされた港が産地となります。高知のカツオ船が、太平洋でカツオを釣っても、気仙沼へ水揚げしたら「気仙沼産」。この辺がなかなか難しいところ。で、この豊予海峡で獲ったアジやサバも、佐賀関へ水揚げしたら「関アジ」「関サバ」になって高値で売買されます。これが、まったく同じ魚でも東の三崎へ水揚げされたら「関アジ」「関サバ」にならんがです。今、三崎では「三崎アジ」「三崎サバ」としてブランド化しょうとしよりますが後発の悲しさ、値段はかなり落ちるそうでございます。
つまりですね、うまいアジサバを安うに食べろうと思うたら三崎が狙い目やったりするわけです。けんどニッポン人はブランドに弱いですね、まっこと。