台風一過、岡豊城〔1251〕2006/09/18
2006年9月18日(月)台風一過!
今日は敬老の日。台風13号は、あちこちに大変な被害を出しつつ北上しよりますが、高知は台風一過、青空が広がり、太陽が照りつける暑い一日となっちょります。高知市内中心部で昨日開催された「高知街ラ・ラ・ラ音楽祭」は、台風で開催が危ぶまれちょりましたが、時折少し強い雨がパラつき、後夜祭の自分にちっくと風が吹いただけで、無事終了しました。後夜祭で雨が降ったのは一瞬。奇跡やったですな。いつものようにブルースで盛り上がりまくった高知の一夜でした。
さて、今日は南国市岡豊(おこう)で、酪農さん関係の会がありました。で、その後、久し振りに岡豊山に登ってみました。
ご存知戦国時代の四国の覇者、長宗我部元親さんの居城「岡豊城」のあった場所。自動車道の終点には高知県立歴史民族資料館という立派な建物があります。ここも久々に覗いてみました。
この場所には、ひまわり太郎が子供の頃、「岡豊山ハイランド」という展望レストラン兼宴会場のようなのがあったですね。たまに来た記憶があります。
詰の段を始めとする城跡は、この山全体にキレイに整備されて残されちょります。戦国期の城跡で、これほどキチンと整備された場所は、高知県内にはございません。本山氏の朝倉城は、石垣の跡とか詰の段とかが判りますが、素人が判るような表示看板もありません。それでもマシな方で、その他の戦国期のお城は、殆ど整備されず、ほったらかし状態となっちゅうのが寂しいですな。
で、ここは岡豊城詰の段。天守閣のような建物があったと推測され、山のてっぺんに位置しちょります。今は、鬱蒼とした樹々に囲まれ、ツクツクボウシの大合唱。木陰が涼しい詰の段です。けんどあれですね。長宗我部さんの想いとかを実感するためには、恐らく当時はそうであったように、山頂界隈はもっと周囲を見晴らせるように木を切り開いちょいて欲しいところです。この写真を撮影したポイントが、一番景色の良いところで、その他の場所は木が邪魔になって見晴らせんがです。偽物の建物はいらんですきに、山の雰囲気を当時の様子に近いもんにしてくれると、戦国の時代に思いを馳せやすうなるがですけんどねえ。