升形、枡形〔1245〕2006/09/12
2006年9月12日(火)曇り
昨日、ついに「宇宙を旅したヨーグルト」が発売となりました。もうお買い求めになられましたでしょうか?売り場では、なかなか好評のうちに推移しゆうみたいです。売り切れ店も出ちょりますので、早めのご購入をおすすめします。
さて、こないだうち、梅ノ辻のバス停と電停の名称のお話をしました。そこで今朝は、同じ土佐電鉄やのに、電停とバス停で表記が違うちゅう所をご紹介しましょう。ご存知「升形(ますがた)」。はりまや橋から電車に乗って西へ5つ目の停留所。藩政期の、いわゆる「郭中」の西端が「升形」。
ここまでが上級武士「上士」の居住専用区域。現在の行政区割りで「高知街」。現在でも「升形」という町名は残っちょります。
藩政期には、ここに四角い広場が設けられ、西からの郭中への入り口になっちょりました。武士の集合場所となる広場ですね。お正月恒例の藩主による騎馬閲兵式「御駆初(おのりぞめ)」は、その名の通り「乗出し」(現在のグランド通り)からスタートして堀詰まで走りよったがですが、その武士達も、ここ升形に集合して自分の順番を待ちよったという訳です。
ちなみに、高知城の追手門の前も「升形」になっちょります。入り口に設けられるのが常の「升形」。ここで、人数の決まった部隊ごとに集合して、出掛けていった、という話を聞いたことがあります。
で、本日の本題ですが、手前の電停の名前をご覧いただけますでしょうか。ちくと見にくいですが、「枡形」になっちょります。木へんが付いちょりますね。その向こう、走る自動車の上にバス停看板が見えよりますが、これは「升形」。同じ土佐電鉄でも、電停とバス停で表記が違うのであります。理由はわかりません。