役知町、稲荷大明神〔1224〕2006/08/22
2006年8月22日(火)今日も夏空!
朝から暑い高知市内です。
鏡川界隈には、たくさんの祠や神社、お地蔵さんなどがあることは、以前からご紹介してきました。ここは、役知町の「稲荷大明神」さん。九反田橋と雑喉場橋の間の南岸に鎮座されちゅうお稲荷さん。高知でお稲荷さんと言えば、ここの対岸をちっくと北東へ行った所に鎮座されちゅう稲荷神社が有名。明治初年から歓楽街となって「稲荷新地」と呼ばれ、上の玉水新地と並び称される賑やかな場所になった中心が稲荷神社。
ここは、鏡川南岸の新田が開発された場所にあるお稲荷さん。
狐の位階で正一位を授けられた稲荷さんは、高知にもどっしこありますし、京都の伏見稲荷を中心として全国に鎮座され、ニッポン人の尊崇を集めてきました。キチンとしたお稲荷さんだけでも3万社を超えると言われちょりますきにすごいですな。
この稲荷大明神さんには「栄田神社」という額が飾られちょります。お稲荷さんは農業、穀物の神様ですきに、田んぼが栄えることを願う神社ながでしょうか。ここは「役知町」。土佐では、「役知」は上士(上級武士)とかが藩の許可を受けて開拓開墾した新田のことを言うそうです。坂本龍馬とかが属した下級武士「郷士」が開墾した新田は「領知」というそうですな。私有地になる訳ですが、その田んぼの収益は一部が「役銀」として藩に上納されたとか。
このお稲荷さん界隈、上級武士によって開墾された新田やったがでしょうか。ここは「役知町」で、その南東には「新田(しんた)町」が広がっちょります。新しく開墾された田んぼの豊作を祈ってお稲荷さんが祀られたということでしょう。町名で色んなことを想像してみた夏の朝でした。