上岡八幡宮、石船伝説、物部氏〔1211〕2006/08/09
2006年8月9日(水)今日も晴れ!
昨日も暑かったですが今日も暑いですね。35℃は超えちょります、間違いなく。台風の影響もあるでしょうが、近年の夏の気温の上がり具合は、以前とは確実に違うてきちょります。
さてさて、今日は南国工場近くの上岡八幡宮へ久々に寄っちょりました。物部川の東岸にある小山に鎮座されちゅう古いお宮さん。何度かご紹介しちょりますが、今日は、最近仕入れた、この神社にまつわる新しいお話。刊行されたばかりの「高知県の不思議辞典」という本に書いちょりました。
この上岡山は、その昔は神岡山やったそうです。
太古の昔、石の船に乗った神様が天空を飛び、河内から大和を経てここ神岡山にやって来たがやそうです。で、ここから野市の富家(ふけ)、西川、香我美町の東川へ飛んで、天忍穂別神社に鎮座されたとか。その神社には船の形をした自然石があるそうです。
知らんかったですね、そんな言い伝え。ここ上岡八幡宮は、そんな石船伝説に彩られた由緒あるお宮さんやったという訳です。南国バイパスの橋からしゅっとのくにある山で、いっつも車から眺める山ですが、何となくおごそかな雰囲気の漂う小山、上岡山。ひまわり太郎は、昔から、この山に不思議な幽玄な雰囲気を感じよったがですが、やっぱしその感覚は正しかったがですね。
拝殿の前、狛犬の傍らに、ご覧のような大きな手水のような石が置かれちょります。この形、石船に関係するものながでしょうか。全然違う、関係ないものながかも知れません。が、側面の文字(よう読みません)の一番上の文字が「石」であるところも気になります。
ところで、石船と古代豪族物部氏は関係がある、てな研究もあるみたいです。海洋の民物部氏が全国にその勢力を広げちょったその動きが伝説となったのが石船伝説である、というお話。そう言えば、この上岡山は物部川の畔。物部氏ゆかりの里。う~ん、歴史は奥が深い。楽しいですね。