鏡川、石立八幡宮拝殿の幽玄〔1151〕2006/06/10
2006年6月10日(土)晴れたり曇ったり
今日は高知。昨日、東京に居りましが、結構しっかりした雨が降りまして、案の上梅雨入りしましたですね。雨の羽田を飛び立って高知へモンてきましたら高知は晴れちょりました。
今日は、Jr.2号の自転車伴走付きで鏡川沿い。お日様は出たり引っ込んだりですが、ちっと走ると汗がドバーっと湧き出してきます。湿度が高いがでしょうな。
ここは、新月橋南にございます「石立八幡宮」。何度かご紹介しましたですね。橋の南東、緑が生い茂るこんもりした小山の上に鎮座しちょります。もちろんメインの神様は応神天皇。そして神宮皇后。
歴史は古く、近在のみならず長宗我部元親さんとかにも尊崇された由緒ありまくり神社です。
拝殿にも幽玄な雰囲気が漂い、「八幡宮」と書かれた額の両脇には大きなお面。古く立派な絵馬もたくさん掲げられ、昔ながらの日本の信仰、宗教観がそのまんま感じられますね。
この八幡様もそうですが、古い神社は、たいがい森の中にあります。どんなに宅地化が進んでも、神社の森、鎮守の森だけは残される傾向にあります。これを伐採してサラにしてしまうほどの勇気は、なかなか無いですよね、罰が当たりそうで。
高知市内でも、緑豊かな森が市街地の中に残っちゅうのは、ここ石立八幡宮や、いつもの潮江天満宮、山内神社の森、山田橋の南の高知八幡宮の森などなど、必ずといっていいほど、神社や祠を中心にした森ですな。そう。大きく立派な神社だけぢゃのうて、小さな祠でも、その周囲の木々はそのまま残されちゅうことが多く、田んぼの真ん中に木々の茂った小さな森がある場合は、必ずその真ん中に祠がありますね。それが日本の風景です。