玉藻公園、天守台と鞘橋〔1127〕2006/05/17
2006年5月17日(水)高松は雨
今日は出張で高松。香川県の県庁所在地の高松市。ちっくと早めに着いたので、駅前のセルフでうどんを食べた後、玉藻公園を散策してみました。高松駅のすぐ近くにある、高松城址の公園。入園料200円でした。
今ではよう判りませんが、とにかくこぢゃんと広い城域やったそうです。元々は豊臣秀吉さんに讃岐一国を与えられた生駒氏が1587年に築城を始め、1640年までここの主でした。生駒騒動で生駒氏が讃岐一国を召し上げられた後、ここのお殿様になったのは松平頼重さん。家康さんの孫で、水戸黄門さんのお兄さんという、やんごとない方で、その後11代、明治になるまで松平の殿様がここのご主人。
ここは、今は高松港に面しちょります。すぐ前がフェリー乗り場。で、藩政期には、海に面したお城やったがです。海側の堀のところに今でも水門があります。ここから海の水を引き込んで、お堀にしちゅうがですな。したがいまして、ここのお堀は海水でできちゅうという、全国的にも珍しいお城ながです。さすが松平さんだけありまして、その城域は、現在の9倍の広さやったそうで、その内堀や外堀に、海水が引き込まれちょりました。
写真左手の石垣の上が天守台。今はお宮さんみたいなのが建っちょります。四方を堀で囲まれた天守台で(現在は、西側は埋め立てられてコトデンの電車が走りよります)、右手の二の丸から天守へ行くには、正面の橋「鞘橋(さやはし)」を渡っていかんといかんなっちょります。江戸時代初期には低い欄干の橋やったそうですが、中期までには、ご覧のように屋根付きの立派なものになっちょったそうです。さすが松平のお殿様のお通りになる橋。りぐっちょります。