馬路村の「水力」ケーブルカー〔1115〕2006/05/05
2006年5月5日(金)晴れ!
今日はこどもの日。晴れて良かったですね。夏のように気温も上がり、絶好のお天気となりました。
ひまわり太郎は、ご先祖様が眠る田野町へ行っちょりました。高知県東部の、海に面したキレイな町。で、午前中に用事は済んだので、ちくと足を延ばして馬路村まで行くことにしたのであります。柚子の加工品などによる村おこしで、全国的にも有名な村であることは、こないだのにっこりでもご紹介しました。
四国山脈の山中にあるこの村、何もない、大自然しかないのですが、村おこしに熱心なだけあって、なにかと気が利いちょります。村人も皆さん、素朴な中にもおもてなしの心を持っちょります。
馬路温泉の前に、インクラインというケーブルカーがあります。今でもこの村は林業が盛んなんですが、その昔、林業が隆盛を極めた頃、切り出した木を運び出す為に利用されたケーブルカー。今は、それをヒトが乗れるように改造しちゃありまして、昔、山で働きよったとおぼしきおんちゃんが運転して運んでくれます。
一回に9名しか乗れません。ゆっくりゆっくり動きます。この写真、そのケーブルカーが山の上の駅に停まっちゅうところ。写真左上に、下の景色がちょびっと見えちょります。
このケーブルカーの動力は「水」。Jr.達がのぞきこみゆう部分から山の水を注ぎ込みよりますね。で、この水のタンクが一杯になったら、ケーブルカーとつながっちゅう「重り」より重とうなるので、ケーブルカーはゆっくりと降り始めるのであります。下の駅に着くと、タンクの水を排出。タンクが空になると、「重り」より軽うなって上り始めるという寸法ですな。これぞ「エコ」。ゆっくりとした動きですが、なかなか楽しゅうなる乗り物でした。さすが馬路村ですね。