まるで台風一過、鏡川唐人町、弘岡町〔1092〕2006/04/12
2006年4月12日(水)晴れ!
ホントによう降りました。昨日は、あいさつが「まるでシケぢゃねえ」やったですね。季節外れの大雨が過ぎ去りまして、今朝はまるで「台風一過」。きれいな青空が広がる高知市内になっちょります。気温もグングンと上がりそうな気配。桜はほとんど散ってしまいましたが、これから高知は初夏へと向うのであります。
ここは鏡川、潮江橋と雑喉場橋の間の北岸。昨日の濁流からうってかわって、とても静かな川面になっちょります。まだちっくと濁ちゅうのは仕方ないですな。この写真の水量が、いつもの満潮時の姿。これより増えることはありません。
が、昨日は右の土手下の部分から数十センチ上まで冠水して濁流が流れよったのであります。今朝通ってみますれば、あちこちにちっくと泥がたまっちゅうところがありました。
この川縁は、何度も何度もご紹介した「唐人町」。堤防の北側は「弘岡町」。山内家入国後、現在の春野町弘岡から住民を移してつくられた町。なんでそんな所の住民を移してきたのかと申しますと、そこに城下町があって、職人さんや商人さんが住んでおられたから。で、何のお城の城下町かと申しますと、土佐の戦国七勇のひとつ「吉良氏」のお城吉良城。詳しくは、2004年2月1日のにっこりに書いちゃありますきに、ご参照ください。吉良城址の詰の段からの写真もご紹介しちょります。
こちらの弘岡町は、江戸時代初期に魚棚も移設して来ましたので、高知の城下の台所として栄えることになりました。城下七恵比寿のひとつと言われる恵比寿堂もありまして、商人や買い物客が行き交う賑やかな街やったことがわかります。