バイコヌールの朝、ソユーズ発射台を眺める〔1078〕2006/03/29
2006年3月29日(水)バイコヌールはもちろん快晴、空が抜けています
バイコヌールの一夜が明けました。
昨夜、食事をすませた後、何も無い砂漠というか荒地というか、広い地球をまっすぐに延びる道路をしばしスタッフと歩いて北上しました。そして、空を見上げて涙が出るほどの感動。
遮るものがなにもない360度のパノラマに、全天をぎっしりと埋め尽くした星が今にも落ちてきそう。こんな星空、ちょっと見れませんです。昔の遊牧民や砂漠の民は、この星空を毎夜眺めながらいろんなことを考えよったがですね。とにかく、ひまわり太郎もJr.1号も、ちょっと言葉で表現できんくらいの感動でした。
今朝は、早朝起きだして、同じ道を走ってきました。昨夜も行ったのですが、道路脇からご覧の光景が見れるがです。何かと申しますとソユーズの発射台。いくつかの塔が立つ中の真ん中、ひときわ明るい白い塔が明日朝打ち上げられるソユーズだそうです。こんなふうに無造作に見れるがですね。これも感動です。
思えば高知を出発して、今、ユーラシア大陸の真ん中、カザフスタンの真ん中で空を眺め、ソユーズ発射台を眺めゆう自分が居ることがこぢゃんと不思議です。地球の大きさをこのように体感できることはないですね。なんにもないということの凄さ。
Jr.1号も、この貴重な体験を全身で受け止めゆうみたいです。すばらしいですね。
さあ、今日はひまわり乳酸菌をユニットに乗せ替え、いよいよソユーズへの積み込みになります。本番開始。楽しみ楽しみ!