蘇鶴温泉、良心市の「良心」〔1033〕2006/02/12
2006年2月12日(日)心地良く晴れちょります!
おだやかなおだやかな日曜日。
今日は久々に、本当に久々に蘇鶴温泉(そかくおんせん)までのんびりと走りに行っちょりました。伊野町(現いの町)の西部、仁淀川西岸から一山越えた静かな山間にたたずむひまわり太郎泉質お気に入りの古いふるい温泉。
家を出発し、鏡川沿いをひたすら遡ります。朝倉地区を抜け、米田橋を過ぎ、宗安寺橋までは鏡川沿い。そこから山を越えて伊野の八代に出ます。そこからは国道33号線、伊野の街中を走り、仁淀川の鉄橋を渡って右岸を下り、一山越えて到着。
その温泉の手前にご覧の良心市。高知県内、いたるところにあるこのフォーマット、近在の農家が持ち寄った農産物を販売する無人のお店が「良心市」。これ、たぶんおおかたの高知県人が、このようなスタイルをニッポンゼンコクで「良心市」と呼ぶ、言わば普通名詞と思うちょります。間違いありません。ひまわり太郎もこないだまでそう思うちょりました。ところがどっこい、どうも、ヒトの良心に任せた農産物の無人販売所を「良心市」と呼ぶがは高知県だけらしいのであります。知らんかったでしょ?
県内にはたくさんの、ホントにたくさんの良心市があります。ここ、大内の良心市では、トマトやら文旦やら白菜やらを並べちょりました。んがしかし、残念なことに、良心市には珍しく「万引きスルナ」の張り紙がしちゃありました。人心が乱れちゅうがでしょうか。ニッポン人に生まれ、高知県人に生まれて良かったと思うのは、ヒトの良心に基づいた文化が根っこにある社会があるから。コイズミカイカクかなにか知りませんが、ボクタチは、良心市にこんな張り紙を張られることのない高知を目指したいところです。
良心市、中段の左側には丸い大きな鏡。写真を撮るひまわり太郎が写っちょります。万引きをしようとするヒトが、この鏡で自分の姿を見て、良心に恥じてもらうことを目的にしちゅうがでしょうかね。
さて、この良心市を眺めつつ蘇鶴温泉へたどりつきましたら、大ショック!
温泉の営業はお昼からになっちょりました。残念。で、仕方ないので、仁淀川の方まで帰って、色々と話題の「かんぽの宿」の温泉500円につかり、波川駅から汽車に乗って帰ってきました。