高知城、木曜市、御馭初、深尾家の物見櫓〔995〕2006/01/05
2006年1月5日(木)曇ったり晴れたり
高知市内では、ほとんど毎日、どこかで街路市がひらかれよります。代表的なのは追手筋の日曜市。これはなかなかすごいですよね、楽しいものがたくさん売りよります。その次に有名なのは、たぶん、この木曜市ではないでしょうか。
ここは、鷹匠町の、山内容堂さんの家があった場所と電車通りとの間。露店の向こうにちびっとだけ高知城の天守閣が見えよります。
この界隈、藩政期には土佐藩のエライテさんがどっしこ住まわれよった武家屋敷街。その当時の住宅地図を見ても、そうそうたるメンバーですな。今でも、ここから西へ行った界隈は由緒あるお家が並び、その中に知事公邸もあります。
左端に写るっちょりますきれいな建物は、高知市役所の「たかじょう庁舎」。市役所庁舎関連の建物の中では一番新しく、広くてきれいです。道路を挟んで北側にある市役所南別館の古さボロさと比べると、コントラスト鮮やかですね。
ここから電車通りに出て北東の角に四国電力さんのビルがあります。ここには昔、土佐藩筆頭家老深尾家の屋敷があり、そこに高い高い物見櫓があったそうです。
毎年正月11日、現在の電車通りの乗出(グランド通り)から堀詰までの間を、土佐藩の武者たちが一騎駆けをする「御馭初(おのりぞめ)」が開催されよりましたが、殿様は、この深尾さんちの物見櫓の上からそれをご覧になったそうです。
太平の世の武士にとって、日頃の鍛錬の成果を見せる年に一度の晴れ舞台やった訳ですな。
さて、にっこりひまわり連続1000日まであと「5」!