新月橋から見た筆山、鏡川〔962〕2005/12/03
2005年12月3日(土)曇り
今朝も鏡川。
6時15分頃の新月橋から東を眺めたところ。暗くてわかりにくいですね。川沿いの灯りの向こうに、昨日自転車で上った筆山(ひつざん)が見えよります。その向こうの空がほんの少しだけ明るんで来よります。
かなり見にくいですが、眼下の鏡川の川面に、その筆山と、それにつづく連山がきれいに映っちょります。この界隈から見ても「筆」に見えますね。上部の本物と鏡川に映った姿を合わせると、筆山が、ちょうど筆の先っぽの形をしちゅうががわかりますか?
土手に隠れちょりますが、左端、筆のトン先にあたるのが「塩屋崎」。昔、高知市内が海やった頃、筆山は海に突き出した岬で、その先っぽが「塩屋崎」。
しかしまあ、「筆山」「鏡川」とはよく言ったものです。この光景を見ると実感できますな。
実は、鏡川に筆山が映って一番筆らしゅうに見える場所は、現在の柳原橋界隈ながです。明治初期の、この辺りから撮影した写真が残っちょりますが、それは見事な「筆山」。何の障害物もありません。
今では、高知市陸上競技場兼競輪場の龍馬スタジアムや高知市の体育館がドーンっと建っちょりますので、その部分を除けた姿を想像するしかありません。