走れ!EF64〔8239〕2025/11/05
2025年11月5日(水)晴れ
日本で初めてコンテナ専用貨物列車が走ったのは、1959年11月5日。66年前の、今日。僕はまだ生まれてません。それまではいわゆる「車扱貨物」で、貨車にそのまま荷物を積む方式でした。コンテナ車にコンテナを積む、という方式はずっと以前から研究、試作が行われてたけど、専用のコンテナ車の完成を待って、1959年11月5日に「たから コンテナ特急」と銘打ってコンテナ専用貨物列車が走り始めたのであります。積載されたのは10フィートの5トンコンテナ。
上りが梅田20:40発で汐留7:35着、降りが汐留19:35発で梅田6:30着。日本の鉄道コンテナ輸送の歴史は、そんな感じで始まりました。
現在の主流コンテナは12フィート。その他、20フィートコンテナ、31フィートコンテナや、各種タンクコンテナが多く走っている日本の鉄道。どうでもいいですか?
コンテナではない貨物列車の代表はワムハチでしょう。こんなの。ワム80000形の貨車は、パレット積みの荷物が積載可能で、コンテナ車以前にはこれが一般的。ワムハチの愛称で親しまれた貨車、今でも、倉庫代わりに使っているの見ることあるよね。なんか、僕ら世代で「貨物列車」というとワムハチイメージが、強い。どうでもいいですか?
さて。EF64、EF65、EF66といった、1980年代初頭に製造された電気機関車、あの、ベージュとブルーの国鉄色の機関車は、そろそろ全車廃車になる日が近づいてきたと言われています。検査の状況などから、恐らくは間違いない。現在キチンと営業運転されている貴重な貴重なEF64は、愛知機関区所属のうちの5機が岡山常駐機になっていて、伯備線で走っているのは、こないだも書いたとおり。
この2025年3月のダイヤ改正でも生き残った伯備線のEF64が、いつまで走ってくれるのかは、わからない。どちらにしても貴重なのは間違いないので、岡山へ仕事できたついでに、撮影してきました。
写真は、倉敷駅のすぐ西の跨線橋から撮影した上り3082レ。列車を「レ」と書くと、一気にオタク感が増すよね。伯耆大山駅と岡山駅の間を1日4往復する貨物列車のうちのひとつ。車番を確認すると1042。1982年5月27日に落成している電気機関車。大宮車両所全検出場が2021年8月と、愛知機関区所属EF64全23両の中でも2番目に新しい全検出場なので、最後まで走ってくれる機関車のひとつなのかも知れません。どうでもいいですか?
ともあれ、この格好いい国鉄色の機関車を見られるのも、あと少し。岡山駅で電車に乗って西へ向かうと、岡山貨物ターミナルに停車しているEF64を見ることもでるので、今のうちに見ておいてくださいね。
この3082レに乗ってたのはJR貨物の12フィートコンテナばかり。コンテナ専用貨物列車が走り始めてから、今日で66年になりました。
