岡山貨物ターミナルのHD300〔8214〕2025/10/11

2025年10月11日(土)薄曇り
鉄ネタはつづくよ いつまでも
幾度か、土讃線には貨物列車が走っていないこと、書いてきました。四国へやってくる貨物列車は、瀬戸大橋を渡って高松貨物ターミナルへ到着、松山貨物へと振り向けられたりしています。
が、岡山は貨物列車銀座のような状況を呈していて、岡山駅も、しょっちゅう長い長い貨物列車が通り過ぎてゆきます。そして現在、山陽本線を走る貨物列車を引っ張る機関車の主力は、EF210。通称ECO-POWER桃太郎。古い型の機関車は、どんどんとEF210に置き換えられて行っていると言うても過言ではありません。
そして、旧国鉄型の機関車は、今、ほとんどが引退してしまい、いなくなってしまいました。これを、貨物列車マニアは「桃太郎に征伐されていっている」と言います。
そうそう。以前JR四国でも活躍し、引退後もJR四国多度津工場で存在を確認したことのある、DE10。なんとあのDE10も、この春に、すべての地域から引退したんだそう。今日、多度津工場で以前DE10を見た場所へ行ってみたら、居なくなっていました。寂しいねー。
ここは、岡山駅のひとつ西、北長瀬駅。北長瀬駅の東にあるのが、広大な「岡山貨物ターミナル」。ここにはたくさんのコンテナが置かれ、荷役作業が行われています。
この機関車はHD300。JR貨物が誇る「ハイブリッド機関車」やね。「ディーゼル発電機を動力源とする電気式ディーゼル機関車と、蓄電池を動力源とする蓄電池機関車の2つの要素を兼ね備えた、日本初のハイブリッド機関車」とのこと。全国各地の貨物ターミナルで、貨車の入れ替え作業の主力として活躍しておりますね。音は静かで、動きが軽いねー。
貨車入れ替え作業では、ここ北長瀬駅まで入り込んでくるHD300の18号機。
実は。ここ岡山貨物ターミナルでは、今となっては貴重な貴重な国鉄型電気機関車EF64を見ることができるのであります。EF64というくらいで、1964年から配備が始まった、特に勾配がキツい路線で活躍してきたEF64。「山男」という愛称は伊達じゃ無い。
しかし、現在現役で走っているのは、ここ岡山貨物ターミナルと伯耆大山駅の間の伯備線と、中央西線だけ。そして、近いうちに廃車解体の運命にあると言われています。
この国鉄色の塗装、かっちょぶーやねー。
実は今朝も、岡山駅と北長瀬駅の間で見かけたのに、写真撮り損ねてしまいました。先日、特急スーパーやくもで大山乳業さんにお邪魔した際にも見かけたけど、写真撮れませんでした。はやいとこ、その貴重な勇姿を撮影しとかんといけません。
東海道本線、山陽本線では、主力がEF210桃太郎になり、日本海での主力はEF510レットサンダー。最もパワーがあるのがEH200ブルーサンダーで、東日本中心に活躍するのがEH500金太郎。
この4種類に集約されていっている感じ。そして貨車入れ替え作業はHD300。
EF64、EF65、EF66といった旧国鉄塗装の懐かしい電気機関車は、もう、見られなくなる日も近いと言われています。見ておきたいねー。どうでもいいですか?