菜の花、野沢菜、スキー〔7996〕2025/03/07

2025年3月7日(金)晴れ!
今朝の高知新聞に、物部川河口近くの菜の花の写真が載ってたので、僕も撮影してきました。この辺の、土手。なかなかキレイやねー。いよいよ高知も春本番。今朝は少し冷えたけど。
菜の花と言えば「朧月夜」。
♪なのは~なばたけえに い~り~ひうすれ~
というやつね。写真は今朝なので、入日でもないし月夜でもないけど、菜の花と言えば思い出す歌、朧月夜。
あの歌詞を手がけたのは、長野県豊田村出身の高野辰之。長野県でもかなり北の方、新潟との県境近く。北東には野沢温泉があり、西へ行くと白馬。
で、「朧月夜」に歌われた菜の花は、この北信で換金作物として栽培されていた菜の花畑の風景だ、という説が一般的やけど、こないだ、実は野沢菜のことだ、という説を見たので、調べてみました。野沢菜はアブラナ科で、冬に収穫。収穫しないで越冬すると、春には菜の花が咲く訳で、野沢菜の本場で育った高野の見た菜の花は、野沢菜の菜の花だったのかも知れない、という話。
こっちの方がいいねー、物語としては。真実はともかく。
僕が初めて野沢菜を食べたのは、大学一年の時に生まれて初めてのスキーに行った白馬だったか。それとも大学三年のとき、大学の体育の授業でスキーに「当選」し、野沢温泉スキー場へ行ったときだったか。いずれにしてもその頃だ。高知では馴染みのなかった野沢菜。スキー場で食べたのは、朝ごはん時にバクバク食べた浅漬けだったと記憶します。
働くようになり、会社のスキー好きと一緒に幾度か白馬へ行ったけど、その際には発酵が進んだ本漬けを食べたような記憶。
そんな訳で、僕にとっての野沢菜の記憶は、スキーの記憶と強く結びついているのでした。そう言えば、スキー、しばらく行ってないねー。
白馬で定宿にしていた旅館には、大酒飲みの親父がいました。僕ら一行も大酒飲みなので意気投合。高知から持っていったお酒とか、信州の地酒とかで深夜まで大酒飲んで楽しんだことでした。で、朝はリフトが動き始めるや否や滑り始め、途中、ビールやお酒を飲みながらリフト営業が終了するまで滑りまくる。そんな旅行は、若かったからできたんでしょうねー。
菜の花の話でした。
朧月夜の菜の花が野沢菜だとしたら、それは僕にとって、スキーの記憶と結びつくもの。また、スキーに行きたくなりました。