今年も酪農家さんと忘年会を葉牡丹で〔7927〕2024/12/28
2024年12月28日(土)曇り
去年の12月27日もそうやったけど、今年の12月27日も高知県中央酪農組合連合会の忘年会でした。もちろん開始時間は12:30で、会場は我らが葉牡丹。昔から、この辺の日程で開催してますねー。葉牡丹で。
高知では、酪農家さんの会合、宴会は基本的にお昼にやります。一応、朝晩は搾乳があるから、という立てりね。そんな訳で、このにっこりで幾度も幾度も幾度も幾度も紹介してきた葉牡丹での宴会。今年も楽しゅうございました。
昔は、何十人もの酪農家さんが集まる忘年会でした。僕が入社した40年前は、県内各地に弊社へ生乳を出荷してくれている酪農組合がありました。それぞれ、たくさんの酪農家さんが所属して。
なので、忘年会は「組合長会」ということで、各所の組合の組合長さんだけ参加しての、宴会でした。それでもなかなかの人数で、賑やかに盃が飛び交っておりましたねー。
年が明けて2月初めには乳質表彰と新年会があって、そちらはずべての酪農家さんに案内を出してたので、それこそ何十人もの酪農家さんが集まる大宴会でした。50名くらいは居たと記憶します。酪農家さんは、乳業メーカーにとっては大切な存在。なので、失礼があってはなりません。
開宴前に、「儂はこっちからまわるきに、おまんはあっちから差してまわれ。一人も抜からんように差さんといかんぞ。」と釘を刺されてスタートしたことでした。そう。土佐流の「返盃」で。
自分の盃を相手に渡して、酒を注ぐ。相手が飲み干して盃を返してきて、注いでもらう。ここまでがセットの、土佐流「返盃」。なので、「盃を差す」ということは、自分も同じ量飲む、ということで、どんどんと酒量が増えていく仕組みになっているのであります。これが高知県人の幸せ。
で、これを、何十人も相手に、残らずやっていくと、酔います。ベロベロに、酔いますが、失礼があってはならんので大変。そんな楽しい宴会でした。
コロナで、高知県から「返盃は自粛しましょう」という告知が出され、消えてしまうかに思われていた土佐流返盃文化やけど、全然消えませんでしたね。早々に復活したのは、さすが、高知県。
今は、酪農家さんの数も減ってしまいました。一軒一軒が大規模になり、総乳量は、そんなには減ってないですが。
昨日は、酪農家さんよりも関係者の方が多い宴会。近年、どこの酪農組合の宴会も、そんなになってしまいました。それでもこうやって、酪農家、行政、JA、乳業メーカーが再々盃を交わして議論をする場がある、というのは、とても大切なこと。もう、他県では、こんなことは無いと聞きます。これが、弊社にとっても、高知の酪農家さんにとっても、最大の強みだろうと確信するところです。
昨日も頑張って飲みました。高知県の酪農乳業の未来のために。
さあ、今年も残す忘年会はあとひとつ。僕の仕事は31日まで。頑張っていきましょう!
そして今年もあと少し。さあ、頑張って参りましょう!