久々の関ヶ原〔7850〕2024/10/12
2024年10月12日(土)晴れ!
昨日から岐阜。業界の寄り合いで、諸々の業界情報、耳寄りトピックなどを聞くことができてなかなか楽しゅうございました。中小乳業、それぞれの地域でそれぞれの課題を抱えながらそれぞれのやり方で頑張ってます。いやー、勉強になりました。
今朝、岐阜に新しくできた乳業工場を視察見学。新しい工場はすごいね。稼働に際してはトラブルも頻出し、かなりご苦労されたようですが、自動化された工場は、順調に稼働し始めると実に合理的。いやー、勉強になりました。
で、視察後、皆で、ここ関ヶ原の古戦場へ。僕にとっては久々の関ヶ原。2010年、石田三成が布陣した笹尾山からの写真を紹介して以来。facebookでは、幾度か新幹線車窓から撮影した関ヶ原を紹介したことは、あります。
久々に来てみると、なんか、すごい施設ができててびっくり。「岐阜関ヶ原古戦場記念館」。最近できたみたいで、映像やらなにやらかにやらで、関ヶ原合戦のことが誰でも簡単に理解できるようになってます。まあ、ストーリーはかなりシンプルにはなってますが。
写真は、その5階の展望室から眺めた南宮山、そして家康本陣の桃配山。あの山裾、左手が桃配山。南宮山には西軍の毛利や吉川が布陣するも、動かず。
館内で説明されてるストーリーでも小早川秀秋の寝返りが非常にクローズアップされてたけど、毛利や吉川については触れられてませんでした。
我らが長宗我部盛親は、あの南宮山の向こう側に布陣してた為、毛利吉川が動かないと動けず、結局何もできないまま関ヶ原が終わってしまいました。
関ヶ原。古来、壬申の乱とか南北朝の戦いとかでも重要な合戦が行われてきた、交通の要衝。現代では、積雪による新幹線の遅延で有名な、関ヶ原。
そうそう。東海道新幹線をつくった際、関ヶ原の雪でこんなに遅延になることは想定してなかったと言います。積雪でも高速で走る自信があったから。ところが。
営業運転を始めてみると、窓ガラスが走行中に突然ひび割れたり、床下機器が損傷する、という事象が多発。調べてみると、新幹線に付着した雪が氷となり、それが融ける際に落下してバラストに衝突、バラストを吹き飛ばして、それが窓ガラスにひび割れを生じさせたりしていることが、判明。家康もびっくり。
なので開業60年を経た今も、関ヶ原付近で雪が降ると徐行運転になっているのでした。
今更、バラスト軌道をスラブ軌道にする訳にもいかず、そんな状況になっている東海道新幹線。東海道新幹線で関ヶ原を通過する度に、そんなことを思うのでした。