弘岡町、朝倉町の光景〔783〕2005/06/07
2005年6月7日(火)晴れ!
今日も晴れ。今朝は、近所のちくと面白い風景をご紹介しましょう。
写真は、右手が「弘岡町」で左手が「朝倉町」。両方とも、山内の殿様が城下町を建設する際に、土佐国にあった他のお城の城下町を移設してきてつくった街ですな。「弘岡町」は、現在の春野町弘岡からの移設で、そこには戦国時代吉良氏が本拠としたの城下町がありました。「朝倉町」は、戦国の土佐の覇権争いの決勝戦を長宗我部元親と争った本山氏の居城「朝倉城」の城下町からそっくり移されてきた街。
両方とも、藩政期を通じて魚屋などの商店が軒を並べる賑やかな町やったみたいですね。
現在は、目抜き通りから入り込んだ閑静な住宅街、といった趣き。由緒ありげな蔵のある家や、一昔前の造りの家が、新しいマンションなどの間に所在しちょりまして、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出しちょります。
前方に見える高い建物は、ご存知「トップワン四国」。高知で一番高い建物です。その左手には高知で2番目に高いビル「ホテル日航高知 旭ロイヤル」様が聳えちゅうですね。トップワンの下はきれいに整備された「九反田公園」。
その、新しい高知の街が見えるこの街には、ご覧のようにまだまだ昭和が残っちょります。左手の赤煉瓦の塀からは昔懐かしい煙突が立ち、右手には使われんなったコンクリ-トの古いビルが鎮座しちょります。その前には昔ながらの荷台の大きな自転車。近所には色んな光景がありますね。